デビューから5年経っても人気! ホンダ「フリード」が好調なワケとは
フィットよりフリード? その訳は?
これまで、ホンダのベストセラーカーといえば、まずはフィットの名前が挙がります。
しかし、発売して1年程度のフィットより、発売から5年が経過しているフリードのほうが販売台数が多いのには、昨今ならではの事情もあるようです。
前述の「ちょうどいい」という言葉で表されるように、フリードは、フィットの利便性を維持しながら、さらなる使い勝手の良さが与えられています。
実際に、5.2mというフリードの最小回転半径は、フィットの上級グレードと同水準である一方、全長はフィットに比べておよそ200mm程度の追加にとどまっており、全体的なサイズ感はフィットと大きく変わりません。
また、2列シート(5人乗り)、3列目シート(6-7人乗り)と用途に応じた選択肢の広さもユーザーが検討しやすいポイントといえます。
さらに、ミニバンという使い勝手面でもポイントがあるといい、フリードの3列目シートは左右に跳ね上げるタイプで、ライバルのシエンタは床下に収納する方式を採用しています。
シエンタの場合、3列目シートを収納するには2列目シートを折りたたむ必要があります。
そのため、3列目シートを利用する機会の多いユーザーは、そのまま跳ね上げるだけのフリードを選ぶケースが多いようです。
それ以外にも、2列目シートに独立式のキャプテンシートを選択できるのも、シエンタにはない魅力として評価されているようです。
フィットをしのぐほどの人気を見せるフリードについて、前出のホンダ販売店スタッフは「新型コロナ禍で休日の過ごし方も変化しており、アウトドアなど、アクティブなレジャーを楽しまれる人が増えていることがフリード人気の背景にあるのかもしれません」と説明しています。
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フリードが好調な背景には、2列シーン/3列シート、SUVテイストのクロスターなど、ユーザーの細分化するニーズに対応していることが挙げられるのかもしれません。
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