元F1 王者ニコ・ロズベルグがコンチネンタルタイヤのブランドアンバサダーに就任! サステナブルで持続可能なモビリティを目指して
2016年のF1ワールドチャンピオンであり、サステイナビリティ起業家として知られるニコ・ロズベルグ氏が、グローバルタイヤメーカーであるコンチネンタルの新しいブランドアンバサダーに就任した。
新電動SUVレースシリーズ「エクストリーム E」とその活動をサポート
グローバルタイヤメーカーであるコンチネンタルは2021年5月21日、2016年のF1ワールドチャンピオンであり、サステイナビリティ起業家として知られるニコ・ロズベルグ氏を新しいブランドアンバサダーに起用したと発表した。
ロズベルグ氏はモータースポーツで大成功を収め、環境保護にも多面的に取り組んでいる人物だ。
一方、コンチネンタルはプレミアムタイヤの開発・製造のリーディングカンパニーとして、あらゆる走行状況において最大限の安全性と最高のパフォーマンスを追求し、同時に厳格なサステイナビリティ戦略を追求。環境に適合した技術ソリューションの開発をリードするだけでなく、カーボンニュートラルやバリューチェーン全体での持続可能なビジネスの実践においても、非常に厳しい目標を設定する企業である。
ロズベルグ氏はブランドアンバサダーへの就任にあたり、次のようにコメントした。
「持続可能性、技術、安全性を活動の中心に据えているパートナーと一緒に働けることを非常に誇りに思います。私と同じように、コンチネンタルも持続可能なモビリティを実現することを強くコミットしています。
そのためには、タイヤ分野の開発と革新が不可欠です。このような価値観の共有が、私たちの協力関係の基盤であると考えており、一緒に仕事ができることをとても楽しみにしています」
このパートナーシップの相性の良さを証明する出来事として、2021年4月の最初の週末に、サウジアラビアの砂漠で開催されたエクストリームEの初戦でロズベルグ氏が率いる「Rosberg X Racing(ロズベルグ・エクストリーム・レーシングチーム)」が優勝したことが挙げられる。
持続可能性を重視するエクストリームEは気候変動の影響に注目し、レース開催地域での気候保護プロジェクトを推進することで、その対策を明確に打ち出しているカテゴリだ。
コンチネンタルはエクストリームEのシングルタイヤサプライヤーとして、全チームが使用するオフロードタイヤ「CrossContact ExtremeE(クロス・コンタクト・エクストリーム E))を供給。このレースシリーズの創設から携わったメインスポンサーとして、エクストリームEとその活動をサポートしている。
また、ニコ・ロズベルグ氏は、国際的なモータースポーツ界でもっともよく知られた人物のひとりである。
現在35歳のロズベルグ氏は、2016年にF1ワールドチャンピオンのタイトルを獲得し、レーシングドライバーとしてキャリアの頂点に到達。
現役レーサーを引退後は、気候変動対策に目を向けた持続可能なモビリティ・ソリューションや環境に優しい技術への移行を推進する活動などをおこなっている。
さらに投資家としても意欲的に活動しており、革新的な製品やサービスを開発・提供するサステナブル関連のスタートアップ企業を幅広く支援。これまでにも、環境・気候保護に関する欧州文化賞をはじめ、数々の賞を受賞している経歴を持つ。
また過去数年間に渡って、ダボスで開催される世界経済フォーラムにおいても、新しいモビリティ・ソリューションについて訴えてきた。
そして今回のエクストリームEへの参加は、ロズベルグ氏が持続可能なモータースポーツにも真剣に取り組んでいることを示すものとなる。
その活動についてロズベルグ氏は次のように説明した。
「エクストリームEは、気候変動の影響が深刻な地域で開催されます。新しいレースシリーズでは、これらの地域が抱える問題を改善するために国内外のさまざまなパートナーと協力して活動していきます。
私たちは、この重要な問題を顕在化させると同時に、電気自動車や環境に優しい革新的な技術に対する関心を高めていきます」
ロズベルグ氏とコンチネンタルは、持続可能なモビリティを推進するための活動に共同で取り組み、さらにコンチネンタルは、2040年までにすべてのタイヤの生産を完全にカーボンニュートラルにすることを目指し、研究開発に多額の投資をおこなっている。
コンチネンタルのタイヤ事業部門は、資源の効率的な利用においてすでに業界をリードしており、2030年までに生産活動における水とエネルギーの使用量を20%削減することを目指す方針だ。
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