ボディは小さくても目ヂカラがすごい? 生意気そうに見えちゃう小型車5選

海外専用モデルの日本車は目ヂカラがすごい?

●日産「マーチ」メキシコ仕様

独自の進化を続けているメキシコ仕様の「マーチ」
独自の進化を続けているメキシコ仕様の「マーチ」

 1982年に発売された日産のベーシックカー初代「マーチ」は、欧州市場も視野に入れた世界戦略車として開発され、日欧でヒットを記録しました。

 現在、欧州で販売しているマーチは初代から継承する「マイクラ」の名ですが、2016年以降は日本のマーチとは別モノの海外専用モデルとなり、3ナンバーサイズとワンクラス車格が上の5ドアハッチバックです。

 一方、日本だけでなくタイなどのアジア圏やメキシコでは日本と同様なマーチが展開されていますが、ユニークなのがメキシコ仕様で、独自の2021年1月に独自のマイナーチェンジがおこなわれました。

 このマイナーチェンジによって日産のデザインコンセプトである「Vモーショングリル」を強調した精悍なフロントフェイスへと変貌。

 ヘッドライトも丸基調の日本仕様とは異なるシャープなデザインとなり、どちらかというと欧州のマイクラに近い印象です。

 なお、国内のマーチは2020年7月に先進安全技術のアップデートを中心とした改良がおこなわれましたが、外観はとくに変更されていません。

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●トヨタ「アイゴ」

軽自動車を除いてトヨタでもっともコンパクトなモデルの「アイゴ」
軽自動車を除いてトヨタでもっともコンパクトなモデルの「アイゴ」

 2005年にトヨタはPSAグループ(現在はステランティス)と共同開発した欧州市場向けAセグメントのコンパクトカー、「アイゴ」を発売しました。

 アイゴは前出のパッソよりもさらに小さいモデルで、プジョー「107」、シトロエン「C1」と兄弟車です。

 現行モデルのアイゴは2014年に発売された2代目で、ボディタイプは3ドアと5ドアハッチバックがあり、エンジンは72馬力の1リッター直列3気筒DOHCでパッソと同型を搭載。

 ボディサイズは全長3465mm×全幅1615mm×全高1460mmとかなりコンパクトで、軽自動車よりもひとまわり大きいくらいのサイズ感です。

 ユニークなフロントフェイスは日本の漫画やアニメに強くインスパイアされたものといわれていますが、「X」をモチーフにしたデザインは、ホワイトのボディカラーでは歌舞伎の「隈取」のようにも見え、コンパクトカーながら強い存在感を主張しています。

 また。フロントフェイス以外にもヘッドライトからフロントウインドウへとつながるライン、リアの大きなガラスハッチ、フロントバンパーと共通するデザインのリアバンパーなどが特徴的です。

※ ※ ※

 繰り返しになりますがクルマのデザインは服などと同じく流行があり、各メーカーも流行に逆らうことなく乗じている状況です。

 やはり、あまりにも奇をてらうと失敗する可能性があり、実際に過去のモデルでもマイナーチェンジでフロントフェイスのデザインを一新したケースも少なくありません。

 とはいうものの、横並びで同じようなデザインというのも、寂しいところではないでしょうか。

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1件のコメント

  1. メキシコマーチのデザインは日本などでも採用してほしい。未だに10年以上前のデザインでは売れるわけもない。

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