意外と凝ったつくりでおもしろい! 個性的な派生車3選

今でもウケそうな個性的な超小型ピックアップトラックとは?

●スズキ「マイティーボーイ」

斬新なコンセプトでスタイルも秀逸だった「マイティーボーイ」
斬新なコンセプトでスタイルも秀逸だった「マイティーボーイ」

 1977年に、スズキはリアエンジンの軽スポーツカー「フロンテクーペ」の後継車で新規格に対応した初代「セルボ」を発売。

 そして、1982年に初代「アルト」をベースにした2代目にモデルチェンジして、ワゴンタイプとは異なるスタイリッシュなFF3ドアハッチバッククーペへと生まれ変わりました。

 さらに、1983年にはこの2代目セルボをベースに、リアセクションをピックアップトラックにつくり変えた派生車「マイティーボーイ」が誕生します。

 一見するとクーペにも見える荷台のカバーを設定するなど非常にユニークなボディで、内装ではリアシート部分はすべて荷室のため2シーターです。

 エンジンは550cc直列3気筒SOHCで最高出力はわずか28馬力でしたが、500kgほどの軽量な車体には十分なパワーといえます。

 マイティーボーイは一般的な軽トラックほどの積載能力がなく、荷台も小型なことから商用車としての実用性はありませんでしたが、斬新なコンセプトによってマリンスポーツやレジャー用途に使う若者から支持を獲得。

 スズキはマイティーボーイを「マー坊」の愛称で宣伝していたこともあり、実際にマー坊と呼ばれて親しまれました。

 その後、マイティーボーイはフルモデルチェンジすることなく一代限りで1988年に生産終了しましたが、30年以上経ったいまもユニークなモデルとして比較的現存数が多く、現在も中古車の入手が可能です。

※ ※ ※

 近年は派生車というよりも、プラットフォームを共有する完全な別車種として展開されるケースが増えた印象があります。

 たとえばトヨタ「ヤリス」のSUV版というポジションの「ヤリスクロス」は、デザインもヤリスと完全に異なるモデルを採用しています。

 車名はメジャーなモデルと共有しつつ、別の新型車として販売する方が、セールス的にも新鮮さがあって有利なのかもしれません。

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