ダンジョン感満載!? スリル満点でフォトジェニックな西大滝ダムとは
長野県飯山市と下高井郡野沢温泉村との境にある、信濃川に建設されたダムが、スリルと迫力、雰囲気などを兼ね備え、見るだけでも走ってみても楽しめるスポットと、ツイッターなどのSNSで話題となっています。いったいどのような、ダムなのでしょうか。
ダムの上や支持部内に道路が通っている珍しい構造のダム
長野県飯山市と下高井郡野沢温泉村との境を流れる信濃川に建設されたダムが、スリルと迫力、ノスタルジックな雰囲気など、楽しめる要素満載の隠れ観光スポットとして、ツイッターなどのSNSで話題となっています。いったいどんなダムなのでしょうか。
話題となっているのは、東京電力リニューアブルパワーが管理する同社の発電用ダムで、堤高は14.24m。一般水力での発電においての累計総発電電力量で、日本一の発電量を誇る水力発電所となっています。
その規模の大きさから、ビジュアル的な迫力で人気の高い観光スポットではありますが、一番の特徴は道路がゲート支持コンクリート(堰柱)のなかを通る珍しい構造。ダムのなかを高さ2m、幅2.2m以内のクルマなら走行可能という点が、ドライブ好きの間でも人気となっているのです。
実際に西大滝ダムのなかをクルマで走ったカンワ@TrafficTriangleさんは、その時の感想を次のように話します。
「西大滝ダムは高さ幅共に2m制限の回廊になっていて、それを知らずにアルファード級のミニバンで行ってしまい、狭すぎて度肝を抜かれました。一直線でしたのでミラーを畳んで徐行して通行しましたが、正直いままで走った道のなかでも1、2を争うレベルで緊張させられました」
同じく、西大滝ダムのなかをドライブした半炒飯@hanchiya_hanさんは、「とおっている時はずっと、ああああー!! だか、おおおおー!! だかの奇声を発していたのを思い出します。それだけテンションの上がる、衝撃的でアトラクション感満載なダム道路でした。
国道117号から曲がってすぐにダムの全景が見えて驚き、その後みどりの覆道にまた驚き、覆道のカーブを抜けるとそこにはファンタジーの世界が広がります。
短いトンネルのようなものがいくつも存在し、道路がそこをぶち抜いている姿は圧巻で、吸い込まれるように進んでいきました。
途中には沢山の標識がフロントガラスに飛び込み、下はダムのゲートが存在。左右には千曲川を望めるという、道路・ダム好きはここを通り抜けた日を思い出すだけで、ご飯3杯はいけると思います。
竣工後80年以上が経過しており、コンクリートの色やヒビのひとつひとつに歴史を感じつつ、いまでも発電用として現役の姿に惚れ惚れします。そこを貫く道路を無料で通行させていただけるだけで、有り難き幸せ。
左岸側には桜の木が多いため、春に訪れたいと思いつつ、新型コロナ禍の現状が落ち着いた際には、是非再訪してみたいです」と、その魅力に夢中なようです。
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信濃川の中流にあるこの西大滝ダムでは、鮭が遡上する時期にあわせて増放流がおこなわれるだけでなく、周辺は桜の名所としても知られているなど、四季折々の風景も満喫することができ、ダム好きやクルマ好きでなくても楽しめるスポットとなっています。
スリルと迫力、ノスタルジックな雰囲気などが楽しめる話題のダムは、訪れる人それぞれの好みに合った楽しみ方ができる、オールマイティな観光スポットでした。
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