前回いつ給油した? ガソリンは劣化する? どのくらい放置OKなのか

ガソリンの劣化を防ぐ! 対策方法とは

 ガソリンを劣化させないためには定期的にクルマにガソリンを給油することに尽きます。

 しかし、都心部に住んでいるため、ある程度の用事はクルマを使わなくても電車などの公共交通機関を使えば済んでしまったり、クルマを2台所有しているため「1台は買い物などに利用するけれど、もう1台はほとんど乗らない」という人もいるのではないでしょうか。

 こうした場合、給油をしたことをついつい忘れてしまい、ガソリンを劣化させてしまうことも起こります。

 給油レシートはきちんと保管し、直近の給油から3ヶ月近くクルマのエンジンをかけていない場合は、意識的にドライブするなど、クルマを使う用事を作ってしまうといった方法もあります。

 給油後に燃料タンクのキャップをしっかりと閉めていなかったため、空気や水分などの異物が燃料タンクに入り込んでしまうと、ガソリンの劣化を大幅に早めることになってしまいます。ガソリンの給油が終わったら、給油キャップの閉め忘れがないかをしっかりと確認しましょう。

 また海外旅行などで長期間、クルマを乗らないことが事前に分かっているような場合は、劣化防止剤を使うという方法もあります。

 価格や性能はメーカーによって異なりますが、劣化防止剤を使えば、クルマに乗らなくても1年から2年程度はガソリンが劣化しにくくなります。

 すでに半年以上乗っていないクルマがある場合、燃料タンクに入っているガソリンは劣化している可能性が高いので捨てるしか方法はありません。

空気中の汚れや水分が混入することで劣化が早まる可能性がある
空気中の汚れや水分が混入することで劣化が早まる可能性がある

 ガソリンは消防法で規制される「危険物」に当たり、取り扱いには「危険物取扱者」という資格が必要です。取り扱いになれていない人が自分で劣化したガソリンを抜き取ることは、爆発事故の原因にもなるため、危険を伴います。

 前出の店員は、劣化ガソリンの処分について「ガソリンの扱いに慣れていない人がクルマからガソリンを抜き取るのは、爆発などの大惨事を引き起きしかねないので絶対にやめてほしい」としたうえで、「専門のガソリン回収業者も紹介できるので、半年以上エンジンをかけていない車がある場合は、近くのガソリンスタンドに相談してほしい」と話しています。

※ ※ ※

 ガソリンはクルマの燃料タンクに入った状態でも約半年で劣化が始まります。そのままクルマを運転すれば故障の原因にもなります。

 普段から「最後にガソリンを入れたのはいつか」を記録し、それでも最後にいつガソリンを入れたか覚えていない場合は、ガソリンスタンドや専門の回収業者に相談するのが最善だといえます。

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