トヨタ「クラウン」は「MIRAI」に置き換わる? 次期型が「SUV×FCV」もあり得ると考えられる理由
今も昔も日本を代表する高級車といえばトヨタ「クラウン」の名前が第一に思い浮かびます。しかし、将来的には燃料電池自動車(FCV)である「ミライ」へとその役割が変化するという噂もあるようです。
トヨタ「クラウン」はなくなってしまうのか…
ミニバンやコンパクトカー、そしてSUVなど、さまざまなクルマが世に登場している今日でも、「高級車」といえばトヨタ「クラウン」を思い浮かべる方は少なくないのではないでしょうか。
しかし、将来的には燃料電池自動車(FCV)である「ミライ」へとその役割が変化するという噂もあるようです。
1955年に初代が登場したクラウンは、2021年現在、15代目へと進化をしています。
発売から65年以上が経過するクラウンは、同じくトヨタの「ランドクルーザー」と並んで、もっとも歴史のある国産車のひとつでもあります。
現在では、国産車でもクラウンより高額なクルマは少なくありません。
しかし、「いつかはクラウン」というあまりにも有名なキャッチコピーが人々の心にいまも焼き付いて離れないように、やはりクラウンは特別な存在であるといえるでしょう。
一方、そんな高級車の代名詞的存在であるクラウンですが、次期型はSUVになるという噂が業界を賑わせたり、先日開催された上海モーターショー2021では、「クラウンクルーガー」なるSUVモデルが発表されたりするなど、何やら不穏な動きが見られます。
実際のところ、クラウンを取り巻く環境はかつてに比べて大きく変化しました。
クラウンが登場した当初は、クルマのボディタイプといえばセダンが主流であり、高い居住性が求められる高級車は、大型のセダンとなるのが普通でした。
しかし、現在ではミニバンやSUVなど、より居住性の高いボディタイプを持つモデルが増え、セダンを選択する理由が弱くなってきています。
さらに、2005年にはレクサスブランドが日本進出したことで、社用車や公用車などの需要がレクサスのフラッグシップセダンである「LS」などに流れることになります。
クラウンに対して強い愛着を持つ人も少なくないといわれますが、その一方で新規顧客を獲得しづらい状況となっているのが現状です。
こうした背景を考えると、クラウンに対してドラスティックな変革がおこなわれるというような噂話が持ち上がるのも無理はありません。
全て筆者の憶測にすぎず特筆すべき事は無いが、
個人的見解として
クラウンのブランド化でSUVやミニバンなどを派生車種として出す可能性は否定しないけど、
現行の2世代目ミライは、
セダンのFCV化するにあたりセンタートンネルにタンク設置するサイズ制約上で、
現行クラウンのプラットフォームをそのまま流用は出来ず車幅が広がった。
無論プラットフォームやシートサイズの大幅見直しを図れば、
現行クラウン同様に1.8m幅に抑える事も可能だし、
クラウンとて国内向けに1.8m幅に固執しなければミライ同様のままでも出せる訳で、
次期型クラウンをSUVスタイルのFCVとして出すよりも
現行ミライの売れ行きと水素ステーションの拡充等の状況を見た上で、
現行ミライをベースにFCユニットを主力パワーユニットとする
次期クラウンセダンが作られる可能性もあるのでは無いかと推察する。
で、
次期ミライをSUVスタイルのFCVなど
また違ったタイプのFCVのモデルケースとして移行してゆくのが本筋だろうと思うのですが。
つまり、
トヨタ「クラウン」は「MIRAI」に置き換わる?とは逆で、
トヨタ「MIRAI」は「クラウン」に置き換わる?のではないかと思えるのです。