1400馬力超えの「紅旗S9」爆誕! 価格は億超えもある? 最高時速400キロ以上のハイパーカーとは

中国版センチュリー!? 新たなコンセプトモデルをお披露目!

 また、同じ場で第一汽車は紅旗から「L-Concept」というフルサイズセダンのコンセプトモデルも発表しました。

 紅旗Lシリーズとは中国の要人専用車として長年愛されてきたシリーズです。

「L5」とそれをベースとするロングホイールベースモデルの「L7」、「L9」は初代紅旗モデルを彷彿とさせる保守的な見た目を持っており、日本でいえばトヨタ「センチュリー」のようなVI」のためのクルマです。

 最近では2019年6月に大阪で開催されたG20サミットに参加する習近平国家主席の専用車として、よりモダンな見た目を持つ「L4」が大阪の地に持ち込まれ、外務省が発行する外交官車両用プレート(通称 外ナンバー)を装着しながら日本の公道を走行しました。

 今回、発表された「Lコンセプト」は最上級モデルであるL5をはじめとするLシリーズの未来を示すモデルであり、2023年ごろの製品化を目指しているといいます。

紅旗は「L-Concept」というフルサイズセダンのコンセプトモデルも発表(写真提供:中国第一汽車)
紅旗は「L-Concept」というフルサイズセダンのコンセプトモデルも発表(写真提供:中国第一汽車)

 ボディは4ドアのグランドツアラー風なシルエットを持ち、フロント部は日本での販売が明らかになった「H9」同様、近年の紅旗が採用する「滝」をモチーフとしたグリルを採用しています。

 リアのテールライトは片側それぞれに4本の水平な線が引かれており、これは「落ち着いている、堅実な様子」を表す中国の成語「四平八穏」から着想を得ています。

 現在、発売されている保守的なL5をベースに、未来志向のダイナミックさを掛け合わせた唯一無二の独創的なデザインはこれからの紅旗デザインを象徴するものだといえるでしょう。

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