吉村不二雄社長に聞いた! ヨシムラSERT MOTULがEWCに参戦する理由といいバイクの定義とは

レースもスポーツ! 楽しみ方は野球と同じ

<

―――吉村不二雄社長が考える、レース観戦の楽しみ方をおしえてください。

 これはすべてのスポーツにいえることですが、野球にしても、そのチームを応援する場合や個々の選手を応援する場合など、いろいろとパターンがあるじゃないですか?それと同じだと思うんですよ。

 ヨシムラも、チームが好きだといってくれるファンもたくさんいるし、チームのライダーが好きだというファンもたくさんいる。チームが使っているバイクのメーカーが好きだというファンもいる。そういう意味でも、楽しみ方はたくさんあると思います。

 だから例えば、うちもライダーが変われば、いままで毎回来てくれていたファンの人が来なくなったりもするし、とくに2輪はライダーを中心にしたファンが多いと感じます。

チームが好き、ライダーが好き、メーカーが好き、レース観戦の楽しみ方はたくさんある

<

―――レースで勝つためにもレースファンを獲得するためにも重要なライダー選びで、決めている基準はありますか?

 それは、ケースバイケースだね。思わぬ選手が転がり込んでくることもあるし、逆に移籍しちゃうの?みたいなパターンもあります。

 チームがどうしても気になったライダーに、チャンスがあれば声をかけることも、もちろんありますが、欲しいライダーと必ず契約できる訳でもないし、明確な基準があるわけではありません。

チームとして欲しいライダーと必ず契約できる訳でもなく、明確な基準があるわけでもない

<

―――今季全日本への参戦が決まっているのは、開幕戦のみですか?

 あくまでもメインはEWCです。そのマシンを開発するためにも、実戦を積まないとマシンの本当の戦闘力は分からないので、全日本へスポット参戦しています。

 そのため、2戦程度は参戦したいと考えていますが、どういうタイミングで、どういう形で参戦できるかはわかりません。

 同時に、4月17日・18日に開催予定だった、EWCのル・マン24時間が新型コロナウイルスの影響で延期になってしまったので、またいろいろとスケジュールが変わってしまう。そういった状況を踏まえながらの参戦になると思います。

※ ※ ※

 レーシングマシンは究極のオートクチュール。それを作り上げるために、レース参戦を続けているという吉村不二雄社長が率いるヨシムラSERT MOTULは、4月24・25日に鈴鹿サーキットでおこなわれる全日ロードレース選手権 第2戦へスポット参戦することが発表されました。

全日本ロードレース選手権開幕戦の2レースでも表彰台を獲得したヨシムラSERT MOTUL

<

 開幕戦もレース1:3位、レース2:2位と、連続表彰台を獲得するなど、その強さを見せています。

 不二雄社長が2021年シーズンのメインと明言するEWCの開催は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、不透明な状況ではありますが、ヨシムラのEWCマシンが日本のサーキットで活躍する姿を、是非、楽しみに全日本ロードレース選手権をチェックしてみてはいかがでしょうか。

提供:バイクのニュース


スズキ「Ryuyo(竜洋)」(GSX-R1000Rレースバイク)軽量化された最強チューニングバイクが登場


ダカール・ラリー2021に参戦する日野レンジャーのボディにヨシムラの文字!


ヨシムラSERT Motulが新型マシンをシェイクダウン 4名中2名のライダーがル・マンでテストを実施


「日本のライダーたちの希望になりたかった」小さなバイク屋さんが市販レーサーホンダ「NSF250R」で世界に挑戦した理由


本気になったホンダを世界は止められなかった! 勝つために誕生したVTR1000SPWとは?

【画像】2輪レース業界を牽引してきたヨシムラの画像を見る(13枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー