まさに2BOXスポーツの王道! 1980年代デビューのFFスポーツ車3選

スポーティなテンロクFF 2BOXの頂点に君臨したモデル

●ホンダ「シビック Si」

後に続く高性能化のスタートラインとなった「シビック Si」
後に続く高性能化のスタートラインとなった「シビック Si」

 ホンダ初代「シビック」は新時代の大衆車として1973年に誕生しました。コンパクトな車体ながらFFを採用したことから広い室内を実現し、さらに優れた経済性から大ヒットを記録。

 初代シビックは、現在まで続く国産FF 2BOX車の基本的なレイアウトを採用した先駆け的な存在といえます。

 その後代を重ね、1983年に発売された3代目、通称「ワンダーシビック」では3ドアハッチバックと4ドアセダン、5ドアステーションワゴンの「シャトル」をラインナップ。

 3ドアハッチバックの外観はロー&ワイドを強調した安定感のある直線基調のフォルムで、初代からのキープコンセプトだった2代目に対し、大きく変貌を遂げました。

 同時にトップグレードである「25i」は、軽量な車体に100馬力(グロス)を発揮する電子制御燃料噴射装置を備えた1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。走行性能と運動性能を一気に向上を果たします。

 しかし、ライバル車がターボエンジンやDOHCエンジンを搭載したことからパワー的には優位性は無くなりました。

 そこで、1984年に新開発の1.6リッター直列4気筒DOHC「ZC型」エンジンを搭載した「シビック Si」を発売。

 ホンダの4輪車では「S800」以来14年ぶりとなるDOHCエンジンが復活しました。

 シビック Siにとって、前述のカローラFX-GTは販売上のライバルというだけでなく、「全日本ツーリングカー選手権」ではサーキットの上でもライバルとして争いました。そのおかげでシビックは進化を続け、やがて1.6リッターFF 2BOX車の頂点に立つことになります。

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 今回、紹介した3車種は、どれもモータースポーツに深く関わっていたモデルです。

 やはり、ライバルの存在やレースで競うことから基本性能は向上し、クルマも磨かれていったということでしょう。

 しかし、近年は各メーカーともモータースポーツへの参戦やサポートは、かつてに比べて縮小傾向にあり、こうした高性能なコンパクトカーが減ってしまったのは残念なことです。

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1件のコメント

  1. シビックも大きな車になって!

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