日本に「国道」いくつある? 一番長い&短い路線は? 国道にまつわるアレコレ

クルマを運転する人のほとんどは「国道」を走った経験があると思います。しかし、国道とはどういう道路を指すのか、何号まであるのかといった細かいことは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、国道にまつわる謎に迫ります。

国道の歴史は江戸の五街道にあり?

 普段なにげなくクルマで走っている「国道」ですが、そもそも国道とは「道路法」および「高速自動車国道法」により定められる全国的な幹線道路網を構成する道路を指し、「高速自動車国道」と「一般国道」の2種類が存在します。

 多くの場合、国道といえば後者の一般国道のことを指し、前者は「高速」と省略して呼ばれるのがほとんどです。

逆三角形の国道の標識
逆三角形の国道の標識

 ちなみに、たとえば国道15号は「一般国道15号」、常磐道は「高速自動車国道常磐自動車道」が正式名称になります。

 さらに細かくいえば、一般国道は「指定区間」と「指定外区間」に分けられます。

 簡単にいうと、とくに重要な道路で交通量が多く道路設備が充実しているのが指定区間、それ以外が指定外区間です。

 また、例外はありますが、維持や修繕などの管理を受け持つのが「国土交通大臣(指定区間)」か、「都道府県又は政令指定都市(指定外区間)」かといった違いもあります。

 では、いったいどのような道路が一般国道として指定されているのでしょうか。

 それは主要都市、高速道路、主要港(空港)を繋ぐ、国の経済や産業の発展に欠かせない道路です。そして、現在指定されている一般国道の総数は459路線にも及びます。

 全部で459路線といっても、一般国道は1号に始まり507号まで存在します。これはつまり欠番があるということで、現在は59号から100号、109号から111号、214号から216号が存在しません。

 欠番がある理由を知るには、国道の歴史を振り返る必要があります。

 国道の始まりは、全国の道路が「国道」、「県道」、「里道」に分けられた1876年の「太政官布告」まで遡ります。

 当時の国道は江戸の五街道の流れを汲みすべて東京の日本橋を起点とし、重要さに応じて「一等」、「二等」、「三等」に分けられていました。

 それが1952年に成立した新道路法により「高速自動車国道」、「一般国道」、「都道府県道」、「市町村道」の4つに再編され、一般国道は「一級国道」と「二級国道」に区別されるようになりました。

 その一級国道に割り当てられたのが1号から始まる1桁、2桁の番号で、二級国道は3桁が採番されました。

 当初、一級国道は1号から40号、二級国道が101号から244号とされましたが、二級から一級への格上げや統合などで一級国道は57号まで、二級国道は271号まで増加。

 1964年の道路法改正により一級、二級の区別がなくなり一般国道として統合され、新設される一般国道は3桁の番号を採用することになりました。

 改正法施行以降に開通した国道は、まず1970年に272号から328号が、1972年に329号から332号と段階を踏み、1993年に現在の最終番号となるは507号まで制定されています。

 唯一の例外は58号で、道路改正法の施行以降となる1972年の指定ながら2桁の番号が振られています。これは沖縄返還にあわせた特例で、こうした経緯があり、59号から100号は現在欠番となっているのです。

 ちなみに、109号から111号と214号から216号がないのは、統合や一級国道への格上げ、変更などが理由で、かつては存在していました。

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