眩しすぎるヘッドライトは取り締まり対象外!? DIYでのバルブ交換のリスクとは

自分で社外品に交換するときに注意することとは

 最近は手軽にヘッドライトを明るくできるとあって社外品のHIDバーナーやLEDバルブへ換装する人も増えています。

 ちなみにHIDとは「High Intensity Discharge Lamp」の略で、以前は「ディスチャージヘッドランプ」と呼ばれていました。

 しかしこの社外品が正しく装着されていないケースも多く、それがヘッドライトの眩しさや明るすぎの原因になっている可能性もあります。

HIDヘッドライトを装着するレクサス「LFA」
HIDヘッドライトを装着するレクサス「LFA」

 社外品に交換する場合の注意点などを、栃木県の整備工場に勤める整備士のT氏に聞いてみましたが、社外品のHIDは個人で装着しないほうがいいといいます。

「HIDで放電される『アーク放電』は溶接などにも使われる非常に強力なもので、だいたい2万5000ボルトもの電圧が印加されます。

 HIDのバーナー自体の交換は、通常のヘッドライトバルブの交換と同じ手法でできますが、取り付けを間違えたり、カプラへの取り付けが不十分だったりすると、皮膚や周囲に放電されて黒焦げ状態になるなど非常に危険です。配線なども一瞬で溶かしてしまうので、非常に取り扱いが難しいのです」

 HIDバーナーへの交換に限っては、できる限りプロに取り付けを依頼したほうが安全なようです。

 では、最近急速に普及しているLEDバルブはDIYで取り付けられるのでしょうか。

「LEDバルブは放電による危険性がはるかに低いので自分で取り付けても大丈夫です。

 ただし、HIDにしてもLEDにしても、メーカー純正品なら本体のカバーに遮光板(カットライン)がプリントされているケースが多いのですが、社外品の場合はこの遮光板が付いていないものもあり、必要以上に眩しくなってしまうことがあります。

 また遮光板と本体に隙間があるものもあり、光が漏れて眩しさの原因になることもあります」(整備士 T氏)

 眩しさとは別の話ですが、社外品のLEDバルブをハロゲンの代用品として使用する場合、そのまま装着すると電圧の違いによって、いわゆる「ハイフラッシャー現象(ハイフラ)」と同じ現象が起きることがあるようです。

 ヘッドライト用のLEDバルブはユニット自体に抵抗がセットになっているものが多いのですが、無名メーカーのものは製品のバラツキが大きく、そういった現象も稀に見られます。

 ちなみに、社外品の「LEDウインカー」は比較的高い割合でハイフラと同じ現象が起きやすいとされています。

「社外品に交換すること自体は決して悪いことではありません。多少の知識があれば誰でも簡単に交換できます。ただ、このバルブの遮光板に隙間があったり、なかったりすると光源が広がりすぎたり、カプラの位置が正しくないと光軸もズレてしまいます」(整備士 T氏)

※ ※ ※

 近年の車検はヘッドライトのチェックが厳しくなっており、車検対応品でも車検が通らないケースもあります。

 車検場に直接持ち込む前に、ディーラーや専門業者などに光軸をチェック・調整してもらったほうがいいようです。

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コメント

4件のコメント

  1. ヘッドライトの話だと思いましたが、なぜハイフラッシャーのことを言及したのでしょうか?
    ハイフラは「ハイフラッシャー現象のことで、ウインカーの球が切れたことを、運転者に知らせるための機能」でありウインカーのLED化の際に生じることですよね?ヘッドライトでハイフラが起きる車があるのならご教授頂きたいです。

    • しかも、
      「そのまま装着すると電圧の違いによって…」
      ⇒電圧は12Vで電流の違い…では?
      またHID箇所の
      「2万5000ボルトもの電流が流れます。」
      ⇒2万5000ボルトもの電圧が印加されます…では?
      正確に記載して頂きたいです。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      一部修正いたしました。

  2. より明るいライトに変えた理由…車に乗ってのに自転車のハイビームが眩しいから。まず自転車から見直して頂きたい。