フォグランプなぜ一部で廃止傾向? デザイン性向上も安全面は問題なし? フォグの存在意義とは

フォグランプの意義に変化ある一方で増える「デイライト」とは?

 近年のヘッドライトはさまざまな機能を有しています。なかでも見て目上での大きな変化は「デイライト機能」です。

 デイライトは、昼間から常時点灯することで、対向車や歩行者・自転車に対して存在をアピールし、被視認性を向上することで交通安全に役立ちます。

 日本では、2016年10月に国土交通省が「道路運送車両の保安基準」の一部改定する際にデイライトの搭載が解禁されました。

デイライトを採用するモデルが増えてきた(画像:トヨタ「クラウン」)
デイライトを採用するモデルが増えてきた(画像:トヨタ「クラウン」)

 なお、国土交通省の定める条件として、クルマの前面部に取付けることができる白色のライトとし、眩しすぎないように光度1440cd(ロウソク1440本分)以下で左右対称に取付けることとされています。

 デイライトの採用背景について、トヨタは次のように話します。

「元々、『クラウン』では早い段階でオートライト機能を採用しています。

 当時も安全に対する意識があったことで、日中の明るい段階から点灯するように設定にしていましたが、お客さまから『必要ない』という声を頂き、一時期辞めておりました。

 その後、改正されデイライトというものが普及し始めていることから、その後のモデルには順次採用されています」

※ ※ ※

 デイライトは、イグニッションをONにすると常時点灯(白色)する仕組みとなり、昼夜を問わずクルマの被視認性を向上させる目的があります。

 また、ヘッドライト関連では「オートライト機能」の義務化など近年では安全面の観点から法改正などが進んでいます。

 今後、ランプ技術向上や新たな法改正などにより、今後フォグランプの存在がどのように変化していくのか注目です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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