全長5m級SUVトヨタ「ハイランダー」中国では「クラウン」名称も!? 人気SUVの日本導入はないのか
ハイランダーは気になる? ユーザーの反響は?
海外にはハイランダーと同じようなパッケージを持つSUVが多く存在します。
スバル「アセント」やホンダ「パイロット」、日産「パスファインダー」などがそれにあたりますが、ハイランダー同様に日本での販売はおこなわれていません。
では、ユーザーからはどのような反響なのでしょうか。
RAV4やハリアーを扱うトヨタの販売店は次のように説明しています。
「現在は、ハリアーの人気が好調ですが、RAV4も発売当社は物凄く人気がありました。当店では、『ライズ』や『ヤリスクロス』というコンパクトSUVや、RAV4・ハリアーのミドルサイズが人気です。
一方で「ランドクルーザープラド」は、一定数の販売台数を維持していますが、サイズが大きめなことや、価格帯が上がることなどでコンパクト、ミドルよりは多くの台数は出ません。
ハイランダーに関しては、ニュースなどで取り上げると、それを見たお客さまから日本での発売に関する問合せを頂くことありますので、ある程度の需要はあるのかもしれません」
また、スバルの販売店では「海外向けに3列シートを持つアセントがあります。度々ネットなどで取り上げるとお客さまから『日本では販売しないのか』というお声をいただきます」と説明しています。
国産唯一の3列シート専用車となるCX-8を販売するマツダの販売店は次のように説明しています。
「2017年12月に発売された当初、ミニバンに代わるモデルとして話題となったほか、他社を含めてさまざまなお客さまから多くの関心を寄せられました。
サイズが大きいこともあり、爆発的に売れるというモデルではありませんが、順調に販売台数を伸ばしていますが、最近ではやや伸び悩んでいる印象もあります。
元々、3列SUVというコンセプトに加えて、高級感のあるモデルでしたが、ある程度販売が続くとそのあたりを求めるお客さまに行き渡った印象があり、最近ではコンパクトな『CX-30』やミドルサイズの『CX-5』が堅調な販売となっています」
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近年、国内外の自動車メーカーは、海外ならび国内市場でSUVのラインナップを拡充させています。
国内にでは、コンパクトSUVが増えるとともに販売も好調ですが、その反動なのかボディサイズが大きめのSUVは爆発的人気とはいかないようです。
こうした要因もあり、程よいボディサイズかつ異なる個性を持つRAV4とハリアーのみを国内で販売するという状況が続いているといえます。
今後、3列SUV需要が拡大する可能性があれば、グローバルで展開されるハイランダーも日本導入は大いにありえますが、現時点では難しいかもしれません。
クラウンのSUVかの噂話があったが、答えはこの話?