豊田社長「パーソンではなくピープルで」 自動車の「顔」に選出 コロナ禍でも世界に貢献
世界の自動車業界に多大な貢献をした人に贈られる「2021ワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤー」に、トヨタの豊田章男社長が選ばれました。
日本人では初の受賞
トヨタの豊田章男社長が2021年4月9日、世界の自動車業界に多大な貢献をした人に贈られる「2021ワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
ワールドカー・パーソン・オブ・ザ・イヤーは2018年に創設されて2021年で4回目となります。
今回、ファイナリストとして、豊田章男氏を含む、プラタープ・ボーズ氏(タタモーターズ)、ルク・ドンカーヴォルケ氏(ヒュンダイモーター)、鄭義宣氏(ヒュンダイモーター)、竹内都美子氏(マツダ)が選ばれていました。
なお、豊田章男社長の受賞は、審査委員を務める国際的に著名なジャーナリスト93人が投票で選出されました。
トヨタの豊田章男社長が受賞した理由について、「豊田社長は長年にわたって会社の再建に成功してきたこと」、「2020年の新型コロナ禍においてもリーダーシップのもと黒字を維持し世界中の雇用を守ったこと」、「CASEの研究開発を加速するため先進技術の実験都市『ウーブン・シティ』の建設に乗り出したこと」などが評価されています。なお、日本人の受賞は初めてです。
トヨタの豊田社長は、次のようにコメントを寄せています。
●豊田章男社長のコメント
この素晴らしい賞を受賞できたこと、グローバル36万人のチームトヨタを代表して、心より感謝申し上げます。
今のトヨタがあるのは、世界中のすべてのトヨタの従業員、販売店、サプライヤーの総力を結集したものです。
ですので、この名誉ある賞「car “person” of the year」を勝手ながら、私は「car “people” of the year」として受け取らせていただきたいと思います。
こんなにも幸せなことはありません。
チームトヨタへ改めて感謝の言葉を伝えたいと思います。みんなありがとう。
そして、自動車業界に携わるすべての方の貢献に感謝の意を表したいと思います。
コロナ危機の中でも、世界中の仲間と働き続けることができたこと、そして、CASE革命による自動車大変革の時代に、Woven Cityをはじめとした未来へとつながるチャレンジを続けられていることを大変うれしく思います。
トヨタの使命は「すべての人に移動の自由」を提供すること……
それは、世界中の人々のため、地球のため、未来のため、自分以外の誰かのために、「幸せを量産する」ことでもあります。
人類が様々な危機に直面している今、“ヒト”こそが最も重要であることを改めて認識しました。
世界中のすべての“ヒト”のために「幸せを量産する」べく、私たちトヨタは最大限の努力を続けてまいります。それこそが私どもの使命です。
改めまして、この名誉ある賞を受賞できたこと、心より感謝申し上げます。
また、日頃より支えていただいるクルマ好きの皆さま、またレースやラリーの現場でお会いできる日を楽しみにしています!
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今回、新型コロナ禍に翻弄されるなかでの受賞となり、トヨタならびトヨタ自動車の活躍に世界中が注目していました。今後どのような展開を見せるのか、期待せずにはいられません。
割合カラスも白いのかもねw
背が低く眼鏡をかけ、いかにも日本人という甲高い声で、でも、歯の浮くようなことを、両手を広げ、時には英語で発信する。
日本の自動車業界は、このおっちゃんを、利用しつくすべきだと思うよ。