愛知県は日本一クルマが売れる? 東京・大阪より車社会が形成される背景とは
三大都市圏のひとつとなる愛知県は、年間の新車登録台数や自動車保有台数で1位となっています。自動車関連企業が多いからと思われがちですが、データから読み解くとそこには愛知県ならではの事情が見えてきました。
愛知県なぜ日本一クルマが売れる?
日本のみならず世界規模でシェアを伸ばす自動車メーカー「トヨタ」のお膝元である愛知県は、年間の新車登録台数や保有台数でも1位となっています。
一般的にトヨタやその関連会社が多いから、必然的にクルマも多いという印象を持つ人もいますが、それ以外にも愛知県の登録台数や保有台数が多い要因はあるようです。
愛知県の人口は753万982人(2021年3月1日時点)で全国第4位、平方キロメートル(km2)あたりの人数を示す人口密度は1457.77で5位となっています。
なお、47都道府県の人口や人口密度のトップ3は、1位:東京、2位:神奈川、3位:大阪となっています。
このように、人口や密度においては、東京や大阪、神奈川県のほうが多いことが分かります。
では、新車販売(登録状況)に関してはどうなのでしょうか。一般社団法人日本自動車販売協会連合会(以下自販連)は次のように話しています。
「過去3年間における乗用車新車登録台数は、すべての年で愛知県が1位となっています。
なお、2位は東京、3位は神奈川で、このトップ3のランキングは過去3年間で変わりありません。
ちなみに愛知県の新車登録台数は、2018年が26万607台、2019年が25万3488台、2020年が21万8537台となっています」
保有台数に関して、自動車検査登録情報協会によると2020年3月末の段階で、419万8145台の自家用乗用車を保有する愛知県が1位です。なお、2位は321万1275台の埼玉県、3位が309万7384台の東京都となっています。
また、軽四輪車の新車販売台数において6年連続で首位を獲得しているホンダ「N-BOX」において、ホンダによると「県別TOP3としては、1位:愛知県、2位:埼玉県、3位:大阪府となっています」と話すなど、人気モデルにおいても愛知県の販売比率が高いようです。
鉄道に関して言えば地下鉄はそこそこ充実しているが、環状線はないのと私鉄が少ないと言う面があるから距離が短いことには驚くほどのものではないし、50年ぐらい前には市電が走っていたし、道路事情を言えば戦後すぐの焼け野原の頃の整備計画で、いわゆる100m道路を市街地で整備したこともあるから道路事情が約なったことと、副産物として、そこを軸にして都市高速の整備と地下駐車場の整備という面もあるのでは?
もっとも外縁でそれほど大きな爆撃被害の出ていない地区ではこの手の整備が進んでいないと言う面はあるだろうけどな。
隣県に行く、おでかけするってなったときに鉄道だと不便なイメージがある。車だと高速で繋がってて行きやすいイメージ。