交通事故が起きやすい「魔の時間」が存在!? 一般道と高速道路で事故の傾向が異なる訳

コロナ禍のステイホームで交通事故が大幅に減った2020年ですが、それでも多くの事故が発生しています。なかでも重大事故が多いのが高速道路です。一般道の事故とどのような違いがあり、事故を起こさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

一般道と高速道路で違う「交通事故の傾向」

 新型コロナウィルスに揺れた2020年、ステイホームゆえの交通量の少なさもあり日本国内の交通事故件数は大幅に減少しました。

 その一方で、交通量が減少したことでスピードが出やすくなり、「全体数は減っているが大きな事故が多かった」という交通機動隊の隊員の声もありました。

事故が発生しやすい「魔の時間」が存在(イメージ)
事故が発生しやすい「魔の時間」が存在(イメージ)

 実際、外出自粛が求められた2020年上半期は、事故件数の減少に対して死者数はあまり減っていないという政府統計もあります。

 重大事故が多いといえば、やはり平均速度が速い高速道路での事故でしょう。

 同じく政府統計によると、2020年の交通事故全体の件数が30万9000件、死者数が2839人なのに対し、高速道路での事故は4649件、死者数は114人と、死亡事故の占める割合が非常に高くなりました。

 高速道路における事故の特殊性は、事故の多い時間帯についてもいえることです。

 交通事故総合分析センター(イタルダ)が公表する平成29年度(2017年度)版の統計によると、事故の多い時間帯は交通事故全体・高速道路(自動車専用道路含む)ともに1位が「16時から18時」、2位が「8時から10時」となっています。

 しかし、3位以降は異なり、交通事故全体では「18時から20時」、「10時から12時」、「14時から16時」という順になるのに対し、高速道路では「10時から12時」、「6時から8時」、「18時から20時」と続くのです。

 こうした差異は、どうして生まれるのでしょうか。実際に高速道路で事故を起こしたことがあるドライバーは次のように話します。

「急な渋滞に気づくのが遅れてしまい追突をしてしまいました。朝8時過ぎの通勤の時間帯でクルマの数が多かったのを覚えています。

 薄暗い時間帯だったら逆に前走車のブレーキランプが見やすくて、もしかしたらもう少し早くに渋滞に気づけたかもしれません」

 ワースト1位の「16時から18時」、2位の「8時から10時」は、交通事故全体でも高速道路だけにしても、夕方や朝の交通量の多い時間帯です。

 また、交通事故全体で3位、高速道路で5位となった「18時から20時」に注目すると、季節にもよりますが薄暮時間帯にあたり、視認性の悪さから急な飛び出しなどへの反応が遅れることがあります。

 市街地では歩行者や自転車が多い時間帯で、また街灯などで明るいことからヘッドライトを点灯していないクルマも見かけます。

 その一方で、高速道路では交通量がピークアウトして減ってくる時間帯となり、さらに歩行者や自転車は存在せず、クルマは同じ方向へ走るため、一般道ほど視認性の悪さが影響していないといえます。

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