300台目はまっ黒くろすけ! ブラックで統一したブガッティ「シロン・ピュールスポール」とは

ブガッティ「シロン」の生産がついに300台に達成した。記念すべき300台目は、内外装ともに「黒」でコーディネートした玄人好みの1台であった。

特別オーダーの「ピュールスポール」とは?

 2021年3月上旬、フランス・モールスハイムのブガッティ・オトモビルS.A.S.社は、現行ラインナップにおける基幹モデル「シロン(Chiron)」の生産が300台に到達したことを発表。同時に、300台目となった「シロン・ピュールスポール(Pur Sport:英語読みではピュアスポーツ)」の概要についても明らかにした。

●シロンの生産、ついに300台達成!

W16クワッドターボエンジンを覆うエンジンカバーは、非常に軽いカーボンファイバー製フードをセレクト
W16クワッドターボエンジンを覆うエンジンカバーは、非常に軽いカーボンファイバー製フードをセレクト

 1931年のモナコ・グランプリにおける優勝を皮切りに、第二次大戦前におけるブガッティのエースドライバーとして名を馳せた名レーサー、ルイ・シロン(Louis Chiron)の名を与えられたブガッティ「シロン」は、2016年のデビュー以来、世界限定500台といわれる生産を着々と重ね、このほど300台目の節目を迎えることになった。

 300台目のシロンとして、アルザス地方モールスハイムのアトリエから送り出されたのは、昨年追加デビューしたばかりの「シロン・ピュールスポール」である。

 この「特別な瞬間」に際して、ブガッティ・オトモビル社のステファン・ヴィンケルマン会長は、以下のコメントを発した。

「ブガッティは世界でもっとも並外れて、もっともパワフルで、もっともエレガントなハイパースポーツカーといえるでしょう。シロンは現時点で300台が生産されており、私たちの商品のクオリティとカスタマイズ能力を示しています。

 そして『シロン・ピュールスポール』は、お客様に極上のドライビング体験を提供することを保証いたします。優れた職人技だけでなく、持ち前の信じられないほどの運転性能に加えて、最高のエンジニアリングとデザインスキルを兼ね備えています」

 通算300台目にあたるシロン・ピュールスポールを特注したカスタマーは、生粋のブガッティ愛好家であるという。オーダーにあたり、ディテールに至るまで極めて子細なカスタマイズを依頼した。

 彼は、自身の新たな愛車となるシロン・ピュールスポールのメインカラーとして、闇夜のごとき「ノクターン(Nocturne)」を選択。ドアミラーアーム/ミラーハウジングやワイパー、今も昔もブガッティ・スタイルの象徴である馬蹄型ラジエーターグリル、そしてリアウイングは「グレー・カーボン(Grey Carbon)」とした一方で、ブガッティのロゴはエレガントな「グリ・ラファール(Gris Rafale)」で輝かせることを希望した。

 また、こちらもブガッティのアイコンであるボディサイドの「Cライン」とテールライトベゼルとホイールは、ダークなペイントワークを際立たせる「ガンパウダー(Gun Powder)」仕上げ。

 さらに、W16クワッドターボエンジンを覆うエンジンカバーは、非常に軽いカーボンファイバー製フードをセレクトした。

 インテリアについても、今回のオーダー主は落ち着いた本革レザー「ベルーガ・ブラック(Beluga Black)」の「ピュールスポール・インテリアパッケージ」を選び、外装のエンブレムと同じくグリ・ラファールのステッチが美しいコントラストをなす、アルカンターラとのコンビとした。

 そしてブガッティの開祖エットーレの弟である彫刻家、レンブラント・ブガッティが1920年代に「T41ロワイヤル」のため製作した有名なフードマスコットへのオマージュとして、シートのヘッドレストには「ダンシングエレファント(Dancing Elephant:踊る象)」が掲げられている。

【画像】黒すぎて迫力増のブガッティ「シロン」をチェック(17枚)

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