14年ぶりのフルモデルチェンジ! ルノー新型「カングー」世界初公開

仏ルノーは2021年3月30日、「カングー」をフルモデルチェンジ、4月1日よりフランス国内で受注を開始した。

現行カングーよりも全長が約200mm拡大

 仏ルノーは2021年3月30日、「カングー」をフルモデルチェンジ、4月1日よりフランス国内で受注を開始した。

ルノー新型「カングー」。3月30日に乗用車バージョンが世界初公開された
ルノー新型「カングー」。3月30日に乗用車バージョンが世界初公開された

 同年3月24日には商用車バージョンの新型「カングー バン」を発表したが、今回登場したモデルは乗用車版。つまり日本に導入される予定の3代目新型カングーになる。

 フランス・モブージュにあるルノー工場で生産され、早ければ2021年6月から欧州および世界各国で販売される予定だ。

 カングーは、1997年の登場以来、世界70か国で420万台以上が販売されているモデルで、現行型は2007年にフルモデルチェンジした2代目。日本では2009年9月に販売開始されている。

 新型カングーは、全長4486mm×全幅1919mm×全高1838mm、ホイールベースは2716mmというボディサイズになっている。

 現行カングーが全長4280mm×全幅1830mm×全高1810mm、ホイールベースが2700mmなので、全長は約200mm、全幅は約90mm、全高は約30mm、ホイールベースは約15mm、それぞれサイズアップしている。

 新型の外観は、より筋肉質のデザインになっているのが特徴だ。水平方向にリブが入ったボンネット、垂直方向に伸びたフロントエンド、強調されたショルダーが目をひく。

 フロントはグリルとバンパーの間にクロームのラインを配置、さらにルノー独自のCシェイプデザインのLEDヘッドライトを採用、完全に新しい顔になった。

 フルLEDライトの採用により、夜間に照らすことができる範囲が従来に比べ奥行き130m、幅37m広がっている。さらにコーナーリングの際にカーブの内側を照らす「ベンド・ライティング」機能も搭載している。

 ショルダーラインは、商用車派生の乗用車という従来のモデルとは一線を画し、エレガントに引き締められている。またバンパー、ドアハンドル、スライドドアプロテクターなどのパーツは、ボディカラーと同じ色で統一されている。

90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易
90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易

 ルーフバーも特徴だ。革新的なルーフバーは縦にも横にも配置が可能で、その際にはラッチを外すだけで工具は不要。高速走行でもノイズが出ないように設計され、およそ80kgの荷物を積載することができる。

 商用車の新型カングー バンの特徴だった、オープンセサミbyルノーと呼ばれる大開口サイドドアは未採用だが、90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易になっている。

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1件のコメント

  1. ノア、ボクシィのフランス版みたい。
    欲しいとは思わない。
    旧型がいいです。

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