レギュラー価格150円台突入! コロナ&スエズ運河が影響? ガソリン価格の予想はいかに
ユーザーはガソリン価格に何を思う? 税制面に対する声多し!
約1年ぶりの高水準となったガソリン価格ですが、ユーザーからはどのよう声が出ているのでしょうか。
くるまのニュースでは、3月24日に「ガソリン価格が17週連続の上昇」が発表されて後、SNSアンケートを実施。ユーザーのガソリン価格に対する声を集めました。
ガソリン価格上昇に関する声のなかでもっともユーザーから多かったのは価格内に含まれる税制面でした。いくつかの声を抜粋すると以下のとおりです。
・日本は輸入に頼らざる得ないのである程度の価格上昇は否めないが、税金が高過ぎる!
・多重税を今すぐ解除
・政府には、携帯電話回線の値引きより、ガソリンや自動車にかかる税制の抜本的な見直しをしてほしい
・二重課税を廃止してほしい。なぜ、税金に消費税???
・税金の二重取りをやめるべきでは。今や車は贅沢品ではない。
・暫定税率が廃止された筈なんだから消費税との二重取りはやめて欲しい。
・税金が高い。ガソリン税、道路税、消費税の重ね取り。ひどい。
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このように、多くのユーザーがガソリン価格に含まれる多重の税金に疑問を投げかけています。
では、現在のガソリン価格にはどのような税金が含まれているのでしょうか。
レギュラー/ハイオク価格に含まれる税金は、本体価格のほかに「石油税」「ガソリン税(本則税率+暫定税率)」の合計額に「消費税」が加わります。
一方、軽油価格は、本体価格のほかに「石油税」「軽油引取税(本則税率+暫定税率)」がかかりますが、消費税は本体価格および「石油税」のみにしかかかりません。
石油元売り会社の担当者は、次のように説明します。
「ガソリン税(揮発油税)の納税義務者はメーカーで『ガソリン製造時のコスト』として原価に組み込まれるものです。
そのため『ガソリン税を含む商品』に対して消費税が課されます。
一方、軽油税(軽油引取税)の納税義務者は消費者となり、軽油が販売された時点で課されるために、消費税のかかり方が異なっています」
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ガソリン価格に含まれる多重課税と、レギュラー/ハイオクと軽油で異なる複雑な仕組みは、自動車関連団体などが税制改正の要望を発表しています。
しかし、依然として税制改正への大きな動きは見えず、日本の基幹産業である自動車産業の将来の足かせとなっているといえます。
世界の事情が色々あるとは言っても、結局国民からしたら国のお偉方が無能なのが個人的にはガソリン代高騰の最大の要因になってるのだと思います。
中国がばらまいたコロナウイルスのせいで非常事態の中、国民の事をまるで考えていない税金搾取には憤りを感じずにはいられない。