中古SUVはナニで選ぶ? 新車・中古系元販売員がこっそり教える見るべきポイント

良い中古SUVの見分け方

 では、良質なSUVの中古車はどのように見分けると良いのでしょうか。

 気にしておきたいのが「修復歴」と「悪路走破の跡」です。

 SUVは、コンパクトカーやセダンなどの車両よりも悪路を走破する確率が高く、下回りなどをぶつけている可能性も高くなります。

 そのため、クルマの骨格(シャシ)部分の交換や修理の有無がわかる修復歴を確認しましょう。

 修復歴があると、ボディの耐久性が下がっていたり歪みがあるため、走りが安定しない場合があります。

 また、悪路走破の跡という点では、舗装されていない砂利道や河川敷などを走行することで、タイヤから巻き上げられた小石などにより、ボディやフレームに細かなキズがつきます。

 こうした細かなキズ塗装に深く及ぶと、サビ止めを塗布しないで放置することで金属が酸化し、洗車や雨によってサビが発生したり、腐食する可能性があり、結果的にボディの耐久性が低下してしまいます。

 そのため、中古SUVを選ぶときは、泥はねを放置していたり、細かなキズがついていないかどうかチェックするようにしましょう。

 一般的なチェック方法は、エンジンルームを覗き込んで泥はねした乾いた泥の跡を探すと悪路を走行したかどうかが分かります。

 さらに、タイヤハウス内のサスペンション付近に泥がこびりついていないかどうかを見ることで、定期的に洗車をしているかどうか判断できます。

SUVは悪路を走行する可能性が高いため、ボディの下回りはチェックしておきたいポイント!
SUVは悪路を走行する可能性が高いため、ボディの下回りはチェックしておきたいポイント!

 加えて、クルマの下を覗き込んでサスペンションまわりやシャシにサビや劣化がないかどうかのチェックもおこないましょう。

 下まわりやボディにサビ・劣化があると、乗り心地や耐久性が落ちてしまいます。

※ ※ ※

 SUVの中古車を選ぶときは、自分に合ったSUVを使用シーンから絞り、ボディにキズや劣化の跡がないかどうか確かめましょう。

 また、外装や内装だけでなく、下まわりや足まわりまでしっかりとチェックして、良い中古SUVを見極めることが大切といえます。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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