ドラレコ内蔵? トヨタ新型「アイゴXプロローグ」がカッコ良い! SUV感強調でスポーティに
トヨタが2021年3月18日に世界初公開した新型「アイゴXプロローグ」。欧州向けコンパクトカーである「アイゴ」の次期モデルのデザインを示唆するモデルとして登場しましたが、どんな特徴があるのでしょうか。
自転車を運べるホルダーやアクションカメラを内蔵
トヨタの欧州法人は、2021年3月18日に新型「アイゴXプロローグ」を初公開しました。欧州向けコンパクトカーである「アイゴ」の次期モデルを示唆するコンセプトモデルですが、どんな特徴があるのでしょうか。
2代目モデルとなる現行型アイゴは2014年に登場。
兄弟関係の車種としてプジョー「108」やシトロエン「C1」がありますが、アイゴには独自のデザインが与えられており、なかでもフロントフェイスは「X」をモチーフとした個性的なデザインを採用。
2018年にはマイナーチェンジがおこなわれ、より洗練された顔つきとなりました。
今回発表された新型アイゴXプロローグは、コンセプトモデルということでまだ内装デザインは公開されていないものの、前後の大きく張り出したフェンダーが踏ん張り感を強調。
コンパクトカーでありながらクロスオーバーSUVのような雰囲気も感じる外装デザインで、次期型アイゴがどのようなモデルになるのか大いに期待させるモデルとして登場しました。
またドライバーのアイポイントをより高く設定したことで、運転席からの視界も改善されたといいます。
市販前のモデルということで自由度の高いデザインとなっており、リアのスキッドプレート部には自転車を固定できるホルダーが内蔵されているほか、左右のドアミラーにはカメラが内蔵されています。
思わずドライブレコーダーを連想しますが、トヨタの欧州法人によるとこれはドライブの景色を録画できるアクションカメラということで、コンセプトモデルならではの試みといえるでしょう。
ボディカラーは“スパイシーさ”を表現する「スパークリングチリレッド」を採用。塗料のなかにブルーメタリックフレークを混ぜることで、まばゆいほどの輝きを放つレッドを実現したといいます。
製品のColor(色)・Material(素材)・Finish(加工)をつかさどるCMFデザインを担当した大田原桃子デザイナーは「私はデザイナーであると同時にユーザーでもあります。そのため新型アイゴXプロローグが私自身にとっても欲しいと思えるクルマになるように、デザインしました」とコメントしています。
新型アイゴXプロローグがどのようなかたちで市販されるのか、注目されます。
それではここでクイズです。
欧州で販売されている現行型アイゴの生産工場は、どの国にあるでしょうか。
【1】フランス
【2】ロシア
【3】チェコ
【4】日本
※ ※ ※
正解は【3】のチェコです。
現行型アイゴは、チェコのコリーンという街にあるToyota Motor Manufacturing Czech Republic, s.r.o.(TMMCZ)という工場で生産がおこなわれています。
この工場は以前PSAグループとの合弁工場でしたが、2021年1月1日にトヨタが完全子会社化しました。
ほかの生産車種として、前述のプジョー・108やシトロエン・C1も生産しています。また2021年後半には「ヤリス」の生産も開始される予定ということです。
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