安くてカッコよくて乗って楽しい! 100万円以下から手に入るスポーツカー3選
ハンドリングにこだわったFFスポーツカーとは!?
●トヨタ7代目「セリカ」
1970年に発売されたトヨタ初代「セリカ」は、比較的安価な価格設定ながらもDOHCエンジンをラインナップし、内外装やトランスミッションなどをセミオーダーできる「フルチョイスシステム」を展開するなど、革新的なスペシャリティカーです。
その後、代を重ねると、トップグレードにはパワフルなターボエンジンにフルタイム4WDが組み合わされ、世界ラリー選手権での活躍もあり、高性能4WD車というイメージが定着。
しかし、1999年に発売された7代目ではターボエンジンと4WDがともに廃止され、FFスポーツカーへとコンセプトが大きく変わりました。
外観は切れ長のヘッドライトと空気を切り裂くようなウェッジシェイプが特徴で、ピュアスポーツカーへと変貌。
エンジンは全グレードが1.8リッター直列4気筒自然吸気で、トップグレードの「SS-II」には高回転型の「2ZZ-GE型」を搭載し、最高出力190馬力を発揮します。トランスミッションは6速MT(SS-II)、5速MT、4速ATが設定されました。
足まわりはフロントにストラット、リアにダブルウイッシュボーンを採用して、国内外からコーナリング性能が高く評価されました。
しかし、クーペ人気の低迷から7代目セリカは2006年に販売を終了し、長い歴史に幕を閉じました。
現在の中古車相場は低走行のSS-IIでも100万円前後、エントリーグレードのSS-Iならば50万円前後と、かなり魅力的な価格です。
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10年以上前のクルマでネックとなるのが、自動車税と重量税の引き上げが挙げられますが、やはりコンディションの見極めも大事です。
とくにエンジンは推奨されたサイクルでオイル交換などのメンテナンスを受けていないと、後々、思わぬ大出費となることや、走行距離が少ない個体でも足まわりのブッシュ類など樹脂部品の劣化から、本来の性能が出せないというケースも考えられます。
一方、あえて安価なモデルを買って、お金をかけてリフレッシュするという手もあります。タイヤやブレーキ、ダンパーを新調するだけでも、かなりシャキっとしたフィーリングに変わるので、古いクルマならではの楽しみ方ではないでしょうか。
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