アストンマーティンがF1セーフティカー&メディカルカーに決定! 「ヴァンテージ」と「DBX」の変更点とは?

F1メディカルカーの「DBX」の変更点とは?

 レース中に緊急事態が発生した場合、医療チームが現場に急行するためのオフィシャル・メディカルカーに、アストンマーティン初のSUVとしてきわめて高い評価を受けている「DBX」が選ばれた。

●F1オフィシャル・メディカルカー:アストンマーティン「DBX」

メディカルカーとしての「DBX」には、大型の医療バッグ、AED、消火器2台、火傷対応キットなどといった大量の装備類が搭載されている
メディカルカーとしての「DBX」には、大型の医療バッグ、AED、消火器2台、火傷対応キットなどといった大量の装備類が搭載されている

 セーフティーカーと同様、メディカルカーもライム・グリーンのアクセントを配した2021アストンマーティン・レーシンググリーンを纏っている。その他の外見的特徴としては、FIAメディカルカー専用グラフィック、LEDリア・ナンバープレート、ルーフレールに装着したLEDライトバーなどがあげられる。

 DBXに搭載されるエンジンは、「DB11」やヴァンテージにも搭載される4リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力550psと最大トルク700Nmを発生し、0?100km/h加速は4.5秒、最高速度は291km/hをマークする。

 メディカルカーには大型の医療バッグ、AED、消火器2台、火傷対応キットなどといった大量の装備類を搭載しなければならないが、632リッターのトランクスペースを備えたDBXならば、十分に積載することが可能だ。

 インテリアのトリムは基本的に市販車両から変更はなく、リアシート中央席は除去されて4人乗りとなり、それぞれの位置に6ポイントのセーフティ・ハーネスを備えたスポーツ・バケットシートが装着されている。

 運転席以外の席には、FIAフォーミュラ1メディカル・レスポンス・コーディネーターと地元の医師が乗車し、残りの1名分は、F1ドライバーを乗せてピットレーンまで移送しなければならない時のためにあけてある状態だ。

 セーフティカーと同様、ダッシュボードにはふたつのスクリーンが設置されており、レースのライブ映像を提供。もうひとつのスクリーンには、最先端テクノロジーを駆使したレーシング・グローブ(手袋)が計測するドライバーの生理学的データがリアルタイムで表示され、事故発生時には、ドライバーの状態について重要な情報を手に入れることができるようになっている。

 またこのメディカルカーにも「マーシャリング・システム」および後方の状況を伝えるカメラ・ディスプレイが搭載されている。

* * *

 アストンマーティン・ラゴンダCEOのトビアス・ムアースは、次のようにコメントしている。

「全従業員と同様に、私も60年の時を経て、アストンマーティンがモータースポーツの頂点であるフォーミュラ1に復帰したことを誇りに思っています。

 これはアストンマーティンの重要な新時代のスタートです。私たちが製造するもっともダイナミックなスポーツカーであり、高い評価を受けているヴァンテージがフォーミュラ1オフィシャル・セーフティカーに、アストンマーティン初のSUVであるDBXがフォーミュラ1オフィシャル・メディカルカーに選定されました。

 世界中のサーキットで、これらの車両がその役割を果たすのを目にする体験は、私たちにとって誇り高い瞬間となるでしょう」

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