なぜ新型SUVは小さいのばかり登場? 日本でコンパクトSUVが相次ぐ理由とは
2021年現在のコンパクトSUV市場はどうなっている?
現在のコンパクトSUV市場はどうなっているのでしょうか。
2021年2月の登録車販売台数順(TOP50)では、1位「ヤリスクロス」(ヤリスやGRヤリスと合算)、6位「ライズ」、14位「キックス」、25位「ヴェゼル」、29位「ロッキー」、30位「C-HR」、31位「CX-30」、37位スズキ「ジムニーシエラ」、44位「CX-3」、49位「エクリプスクロス」です。
それぞれの販売店は販売動向について、次のように話しています。
「2020年はライズ人気が高く、多くのお客さまにご購入頂きました。後半からは、ヤリスクロスが順調に販売を伸ばしています。
また、C-HRはかつての勢いは無いですが、それでも一定数の台数は売れていますので、ミドルサイズのハリアーやRAV4と共にSUVラインナップは好調です」(トヨタ販売店)
「現在は、2020年6月に発売されたキックスの認知度がお客さまに浸透したこともあり、順調に売れています。当初は、日産のハイブリッドシステム「e-POWER」のみやエントリー価格も約270万円ということもあり、高いというイメージがお客さまにありましたが、徐々に機能面や走行面の魅力を理解して頂けたようです」(日産販売店)
「現在は、2021年2月18日に発表された新型ヴェゼルへの問合せが多くなっています。今後、4月の販売に向けてさらに問合せが多くなるため、ひとりひとりのお客さまに新型ヴェゼルの魅力をお伝えしたいです」(ホンダ販売店)
また、CX-3、CX-30、MX-30という異なるコンパクトSUVを持ったマツダの販売店は次のように話します。
「マツダには、ガソリン車、ディーゼル車、マイルドハイブリッド車、電気自動車というキャラクターの異なるコンパクトSUVをラインナップしています。
とくに最近ではCX-30が順調に売れており、話題性としてはMX-30のEVモデルに関心が集まっています。
EVはまだまだ身近な存在とはいえないようで、購入に至るケースは少ないですが、試乗すると好印象を持つ人もいますので、今後に期待しています」
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2021年は、1月にMX-30 EV MODELが発売され、4月に2代目となる新型ヴェゼルが発売されます。
また、秋頃にはトヨタがタイ市場などで販売している「カローラクロス」が日本に導入されるという噂も出ているため、2021年もコンパクトSUVが新車市場を盛り上げる存在になるようです。
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