HV専売の日産新型「ノート」の実燃費を検証! 進化した「e-POWER」で低燃費になった?

2020年12月に3代目へフルモデルチェンジした日産「ノート」は、ハイブリッドの「e-POWER」仕様のみとなりました。新型ノートの実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道で走行テストをおこないました。

3代目に進化した日産「ノート」の燃費は?

 日産「ノート」は、先代の2代目が2016年にマイナーチェンジしたとき、エンジンで発電しモーターで走行する「e-POWER」と呼ばれるパワートレインを搭載したことで、一躍日産を代表する人気車種になりました。

「e-POWER」が進化した日産新型「ノート 」
「e-POWER」が進化した日産新型「ノート 」

 そんなノートが2020年12月にフルモデルチェンジを果たし、3世代目へと進化。3代目ノートは先代まで存在していた純ガソリンエンジン車を廃止し、ハイブリッドのe-POWER専売車となっています。

 新型となったノートに搭載されるエンジンは従来型と同じ「HR12DE型」ですが、発電専用エンジンとしてより進化が図られ、そこに組み合わされるモーターはEM47型という新たなものが搭載されました。

 こちらは85kW/280Nmと先代よりもパワー、トルクともに向上しており、先代でも評価の高かったモーターならではの走りのレベルアップに期待が持てます。

 気になる燃費はもっとも燃費の良いグレード同士でのJC08モード燃費を比較すると、2代目が37.2km/Lだったのに対し、新型は38.2km/Lと向上していることがわかります。

 新しくなったノートの燃費をチェックすべく、実際に走行して測ってみました。

 今回テストに用いた車両は最上級グレードの「X」に16インチアルミホイールのオプションを装着した仕様です。

 カタログ燃費は、WLTCモードで27.8km/L(市街地モード27.6km/L、郊外モード30.3km/L、高速道路モード26.4km/L)、JC08モードで33.2km/Lとなっていました。

 今回は、神奈川県横浜市をスタート地点とし、首都高、保土ヶ谷バイパスを経由して東名高速道路に入り、小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間。

 そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由し、箱根新道を通って西湘バイパスまで下るワインディング区間、そして、国道134号線から国道246号線などを経由し横浜市へ戻る一般道区間を経由し、約160kmの道のりを走破しています。

 なお、テスト時の走行モードはアクセルオフで回生ブレーキを使用することができる「e-POWER Drive」を活用するために「ECO」モードとし、プロパイロットは未使用、エアコンは24℃設定のフルオートとしました。

 その結果は、159.2kmの走行で燃費は26.18km/Lという数値になりました(車両の燃費計の数値から計算)。

 カタログ上での燃費数値は、前述のようにWLTCモード燃費で27.8km/Lとなっていますから、わずかにカタログ燃費に届かない数値となってしまいましたが、十分満足いく数値といえるでしょう。

 ちなみに、テスト当日は2月後半ながら冷え込みが強い日で、箱根の大観山付近では車両の外気温計が2度を表示するほど。

 暖房を稼働すると燃費に影響するハイブリッド車の弱点が影響した可能性もありそうです。

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1件のコメント

  1. その条件なら
    他社HVで30km/L超える車が普通に有る
    たいして良くないね

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