なぜオービスを探知可能? 「レーダー探知機」は速度違反を助長するのか
「オービス」の設置情報や取締地点をお知らする「レーダー探知機」ですが、具体的には何を探知しているのでしょうか。また、実際に搭載しても法的には問題ないのでしょうか。
運転に集中し、安全運転を促進させるためのレーダー探知機
高速道路や一般道路に点在する自動速度取締機(通称オービス)は安全運転を心がけていれば気にする存在ではありません。
しかし、どこに設置されているかを知りたいユーザーのために各種オービスを探知するレーダー探知機が市販されていますが、これらの機械は何を探知しているのでしょうか。
オービスという呼称は、ボーイング社が製造する「オービス」が日本で初めて採用された自動速度取締機だったことから、そのように呼ばれるようになったようです。
オービスの仕組みは、道路を走行するクルマの速度を測定し、一定の速度以上で走行していた場合、速度違反車両として自動撮影をおこない記録する装置です。
導入経緯について警察庁は「警察官を動員して行う定置式取締り等を補うために整備」と説明しています。
では、これらオービスを探知するレーダー探知機とは、どのようなものなのでしょうか。レーダー探知機メーカーの担当者は以下のように話します。
「レーダー探知機は、基本機能である速度取締り機のレーダー波やレーザー光を探知したり、緊急車両などが使用している無線の周波数を探知したり、GPS機能で取締りのあった場所を把握したりとさまざまなものを探知します。
2021年時点で最新のレーダー探知機であれば、可搬式オービスといわれる新型のスピード取締装置のレーザー光を探知することも可能です。
公開取締り情報やメーカーが独自で調査したデータを定期的に更新することによって、事故リスクを探知し、安全運転につなげることができます」
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レーダー探知機の種類は、GPS搭載モデルや移動式オービス対応モデルまでさまざまで、形状もダッシュボードに固定する一体型からサンバイザーへ取り付けられるもの、ミラーとしての機能性も備わっているものまで幅広く展開されています。
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