フェラーリからホンダまで! 女性が選ぶカーオブザイヤーのカテゴリーベスト9台が決定
評価のポイントはコストパフォーマンスにあり
WWCOTYは、5大陸38カ国から集まった50人の女性だけのモータージャーナリストで構成され、2021年で11年目を迎える。評価の基準は、安全性、快適性、技術、コストパフォーマンスの4点だ。
対象となるのは、2020年1月から12月までに発売されたクルマで、各カテゴリーのベスト3を選出し、その後にカテゴリー別のベストカーを選ぶ。さらに9つのカテゴリーのベストカーから、最優秀の1台を選ぶことになっている。
女性が選出するクルマではあるが、あくまでもその年のベスカーを選ぶことが目的であり、女性のためのクルマを選ぶことが目的ではない。
では、昨今、世界中で人気となっているSUVジャンルの各ベストを紹介しよう。
●ベスト アーバンSUV:プジョー「2008」
2008は、Bセグメントの「208」のクロスオーバー的なクルマだ。
日本では「ALLURE」「GT」「GT Drive Edition」の3つのトリムがラインナップされており、それぞれ車両価格は302万円、341万円、359万円からとなっている。
ちなみに、日本でのCMソングにはPerfumeの『Time Wrap』が起用されており、軽快で都会的なイメージを印象づけている。
●ベスト ミディアムSUV:ランドローバー「ディフェンダー」
「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」で、5位となったディフェンダー(プジョー208は4位)は、2020年に世界的にも注目を集めた1台であることに間違いない。
先代を想起させるボディラインを踏襲しつつ、洗練されたシンプルな面構成で処理されたデザインは、男女関係なくよく似合う。
日本では2020年11月よりマイルド ハイブリッドテクノロジーを採用した3リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジンが導入され、さらに選択肢が増えた。
ロングボディの「110」の車両価格は、2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンエンジンが619万円から、3リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジンが754万円からとなっている。
●ベスト ラージSUV:キア「ソレント」
日本には導入されていない韓国メーカー、キアだが、欧州や米国にも工場があり、欧米ではポピュラーなメーカーである。
ソレントの英国での車両価格は、3万8845ポンド(邦貨換算約580万円)からと、ラージSUVとしてはお手軽な価格設定となっている点が、コストパフォーマンスに優れていると評価されたのだろう。
●ベスト 4×4 & ピックアップ:フォード「F−150」
2020年にフルモデルチェンジを果たしたフォードF−150は、アメリカではベストセラーモデルである。
新型F−150は、「史上もっとも生産性の高いF−150」が目標として掲げられており、快適性だけでなく実用的にもアップデートされたキャビンとなったのが特徴だ。
アメリカでの車両価格は、エントリーグレードでは2万8940ドル(邦貨換算約310万円)からとなっており、どこでもオフィスとして使用できるキャビン、アウトドアなどのレジャーでの使い勝手など、非常にコストパフォーマンスと快適性に優れた1台であることに間違いない。
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