走行5万キロのホンダ「NSX」が出た! 希望ナンバー込みの価格に注目集まる
「NSX6」というナンバーも含めた価値とは
1991年にデレック・ワーウィック・ホンダで販売されたのち、アラブ首長国連合とアイルランドで所有されており、2014年に再び英国に戻ってきたというのが、このクルマの来歴となる。
ここでデレック・ワーウィックという名前に引っかかった人は、古いレースファンだろう。トールマンやルノー、ブラバム、アロウズ、ロータスとF1チームを渡り歩いたのち、鈴木阿久里氏のチームメイトとしてフットワークF1チームのパイロットでもあった、あのデレック・ワーウィックである。
●1991 ホンダ「NSX」
そのワーウィック氏のホンダディーラーで販売されたこのNSXは、2014年に英国へと戻ってきたのち、元ホンダF1 R&Dのエンジニアによって点検と整備を受けた。
現在の走行距離は、3万2270マイル(約5万1600km)と少ない。
当然内外装も美しいといえるレベルを保っている。ドアの内張りやシート、ダッシュパネルなどのクオリティは高く、外装のヤレもない。海外仕様車に装備されていたヘッドライトウォッシャーも機能している。
そしてもうひとつ注目すべきは、「NSX6」というナンバープレートだ。
英国の希望ナンバープレートは、抽選ではなく販売式。しかも人気があるほど高額になる。7文字以内の数字とアルファベットの組み合わせを選べるのだが、文字数が少なくなればなるほど高額となる傾向にある。
そこで英国ではナンバープレート自体が、オークションに出品されることもあり、人気ナンバーは、数千万円することもある。
これも含めた価値が、オークションでは評価されることになるだろう。
オークションの開催は、2021年3月27日。日本での中古車市場価格は、500万円オーバーで、状態によっては1000万円超えも珍しくない。さて、英国ではいかほどのハンマープライスとなるのだろうか。
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