SUVでキャンプは王道だけどもう古い!? アウトドアで使える意外なクルマとは?
輸入車でのキャンプはクール! 意外と多いカーシェアリング勢
アウトドアの風景にマッチし、道具としても使いやすいSUVやミニバン、ステーションワゴンは、キャンプ向けのクルマとしては王道です。
しかし、そうした王道をチョイスすることをヨシとしない層は、いつの時代にも存在するものです。
フィアットの現行「500」でキャンプを楽しんでいるMさん(30代・男性)のイメージは、イメージは仲間と盗んだお宝をたんまり載せて市街地も野山も走りまわるルパン三世だそう。
ただアニメそのままに古いフィアット「500」だと、さすがに小さすぎるのと信頼性に不安が残るので新世代のモデルを選んだそうです。
輸入車では、ルノー「カングー」やミニ「クラブマン」もアウトドア好きに人気があります。
どちらかといえば王道のカテゴリですが、「輸入車だからかちょっと肩の力が抜けていて素敵。次期愛車の候補です」と前出のMさんも気になっている様子でした。
あえてスポーツカーでキャンプに行く猛者も意外と多かったりします。
日産「フェアレディZ」に乗るAさん(20代・男性)は「こだわる、というより欲しいクルマがZだっただけで、複数台は所有できないからこれで何でもやってるだけです。ソロキャンプなら意外とどうにかなります」といいます。
キャンパーの人たちに話を聞いて驚いたのが、キャンプに「カーシェアリング(カーシェア)」を利用している人が想像以上に多いことです。
アウトドア趣味はマイカーがあってこそというのは時代錯誤で、必要なときに必要な分だけ借りるというのがスマートな楽しみ方だといいます。
車種や走行する距離にもよりますが、カーシェアなら1泊2日で1万5000円から2万円が相場です。マイカーを所有して駐車場などの維持費がかかる場合、カーシェアのほうがお得なケースが多いようです。
実際にカーシェアを利用しているKさん(40代・男性)は次のようにいいます。
「キャンプに向いていそうなクルマはあまり数がなかったりしますが、天候次第で当日キャンセルもありえる自然相手の趣味では、キャンセル料がかからないカーシェアはありがたいです。
週末は予約が埋まっていたり、前の枠に利用していた人が事故などをおこして急遽そのクルマが使えなくなったりすることもあります」
お勧めは平日の利用だそうで、予約も空いているし、カーシェア会社によっては平日パックなどお得なプランの設定があることも。もちろん、キャンプ場も空いているそうです。
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キャンプ場に行くと本当にさまざまなクルマが停まっていて、皆さん思い思いにアウトドアを満喫し楽しんでいることがうかがえます。
景観にドンピシャでハマるクルマや使い勝手の良さそうなクルマは確かに「映え」ますが、一見すると場違いなクルマでも、たくさん荷物を積んで「道具」として使い倒している姿は、それはそれでカッコよく見えるものです。
これからキャンプを始める、あるいはキャンプに使うクルマの購入を考えているという人は、まずは今所有しているクルマやカーシェアリングでキャンプに行ってみて、自分にとって何が重要な要素かを見極めるのも良いのではないでしょうか。
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