7割が「ドラレコ」標準化を熱望? シェア4割の「軽自動車」に必須な機能とは
ドライブレコーダーが年々普及している一方で、軽自動車のシェアも拡大しています。実際のユーザーからは軽自動車にドライブレコーダーを標準化して欲しいという声も出ています。
7割の人が軽自動車にドライブレコーダー標準化を求める!
昨今、ドライブレコーダーの映像がニュースで流れる機会が増えました。
運転中のトラブルを記録しておけることで、万が一の証拠として活用出来ることからも後付けで購入する人が増加傾向にあります。
そうしたなかで、新車シェア4割を誇る軽自動車にドライブレコーダーを標準装備してほしいという声が高まっています。
近年、ドライブレコーダーの販売が右肩上がりで伸びているといいます。その背景には、2017年6月に東名高速道路で発生したあおり運転を起因とする死亡事故や、2019年8月の常磐自動車道で発生したあおり運転からの暴行事件などによる影響が挙げられます。
2020年6月30日には「道路交通法の一部を改正する法律」にて、新たに「あおり運転(妨害運転)」に対する罰則が施行されました。
そうしたなかで、ドライブレコーダーへの関心は年々高まっており、リサーチ会社「マイボイスコム」は、「ドライブレコーダーに関するインターネット調査」を2020年9月1日から5日に実施しています。
調査では、映像・音声を記録している機器に関する質問で「ドライブレコーダー」を選んだ人は42.3%となり、2017年の同調査時と比べて20%に比べて大きく増加しています。
また、利用しているドライブレコーダーのタイプに関しては、「ドライブレコーダー単体」が利用者の79.7%、「カーナビ内蔵型・一体型」、「カーナビオプション品・連動型」が8%から9%となっています。
これまでのドライブレコーダーは、新車購入時でもディーラーオプションなど後付けでの製品が一般的でした。
しかし、2020年6月に発売されたトヨタ「ハリアー」では、ドライブレコーダーのような使い方が可能な「デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)」が一部グレードに標準装備されました。
デジタルインナーミラー自体は、これまでも後方カメラの映像を映し出せる装備として、最近の新型車でも見かけ機会はありましたが、ハリアーに採用されたものは、前後方録画機能付となりマイクロSDに記録可能な代物です。
しかし、ハリアー登場以降のモデルでも標準装備として展開する例は少ないようです。
この要因には「販売店の売上のために標準化出来ない」という噂もありますが、かつてのカーナビが現在ではディスプレイオーディオが一部グレードに標準装備もしくはメーカーオプションとして設定されていることもあり、今後標準化される可能性は高いといえます。
また、前述のように身近な存在といえる軽自動車にこそ、ドライブレコーダーは標準装備して欲しいものです。
今回、くるまのニュースの公式SNSにて「軽自動車で標準装備して欲しい機能はなんですか?」というアンケートを実施。
その結果、「ドライブレコーダー」が7割、「衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)」が半数以上を占めていました。
次点では「アダプティブクルーズコントロール」、「サイドエアバッグ」が3割、「踏み間違い防止」や「車線逸脱」が2割強となっています。
一方で、近年備え付けられたスイッチを押すと緊急コールが可能な「SOSコール」に関しては全体の1割強という結果となり、SOSコールの認知拡大が望まれます。
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身近な存在の軽自動車だからこそ、さまざまなニーズへの対応が望まれますが、トラブル防止やいざという場合の証拠として活用出来るドライブレコーダーが今後、標準装備となるのかは注視したポイントといえます。
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