「バンッ!」突然のタイヤバーストどうする? 重要なのは「慌てないこと」の訳とは
バースト時にはとにかく「落ち着くこと」が大切?
バーストの原因は、ほかにも過積載やタイヤの劣化などがあります。
前兆としては、車体が小刻みに揺れたりゴムの焼ける匂いがするため、少しでも異変を感じたら走行を中止し、安全な路肩へ停車しましょう。

では、いくら予防していても実際にバーストしてしまった場合はどのように対処をすればよいのでしょうか。パンクと違って、スペアタイヤがなければ交換することはできません。
首都圏の警察署の交通課職員は、以下のように話します。
「まず、タイヤがバーストすると、ハンドル操作が非常に困難になりますが、決して焦らないでください。
慌てて急ハンドル、急ブレーキといった行動をとれば、周囲を巻き込む大事故を引き起こしてしまいます。
ハザードランプを点灯させて徐々にスピードを落とし、安全な場所にクルマを停車してください。
また、とくに高速道路上であれば、発炎筒や停止表示板を使用して後続車に知らせる行動をとってください。
そして、追突事故の危険もありますから、安全な場所に避難して救助の連絡をしましょう。
注意としては、バーストは自分で何とかすることはほぼ不可能という点です。
そのため、安全な場所に避難して、ロードサービスを呼ぶほかありません。ガソリンスタンドが目の前であっても、絶対に運転はしないでください」
※ ※ ※
パンクと比べてバースト時は衝撃が大きいため、とにかく焦らないことが大切だといいます。
どれほどの衝撃なのか、実際にタイヤのバーストを体験した男性会社員は「何か足元で爆発したような音と衝撃があった後、ハンドルがガタガタと揺れて運転が困難になりました。誰かに反対方法へハンドルを引っ張られるような感覚だったのを覚えています」と話しています。
ちなみに、前出の同交通課職員によれば、慌てないコツは「落ち着いて、落ち着いてー!」と声に出すことだそうです。
Writer: Peacock Blue K.K.
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