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社外ナビで格闘した歴史を紹介

 E30M3のヘッドユニットは1DIN。このスペースにモニターが開閉するナビを装着するところから、社外ナビの変遷は始まった。ダッシュボードに別体となるモニターを貼り付けるだけは、NGであった。

車内で操作しやすいように、ちょっと古いタイプのiPodに音楽データを入れて使っているが、もちろんスマートフォンをBluetoothで繋いでもよい
車内で操作しやすいように、ちょっと古いタイプのiPodに音楽データを入れて使っているが、もちろんスマートフォンをBluetoothで繋いでもよい

 最初のインダッシュナビは、パナソニックのストラーダをチョイス。HDD本体はグローブボックスに収納してインストールした。イルミネーションカラーはブルーが基調だったが、そこは我慢。ナビ画面を収納しても、ちょっとセンターコンソールで浮いてしまっていたのも我慢。

 そして次にセットしたのがエクリプスだ。これは1DINサイズでHDD本体からすべてオールインワンの優れものだった。そのため、グローブボックスのスペースを再び使うことができるようになった。

 イルミネーションはアンバーではなくレッドであったが、それでもE30M3の照明と同系色になったので違和感は解消された。ただし、ナビ本体がかなり飛び出してしまった。

 ところで、これらのインダッシュナビをセットする際に邪魔になるのが、ワイパーレバーである。画面がせり出す際に、ワイパーレバーと画面が干渉してしまうのである。

 そこで、ワイパーレバーをショート化することで対応。ウインカーと違って、ワイパーは頻繁に使うものでもないので、まったく不都合はなかったのだが、純正オーディオに戻した際に、ワイパーレバーももとの長さに戻している。

 ストラーダにしてもエクリプスにしても、ナビの問題は高速道路がアップデートしないことにあった。都内なら首都高速C2、横浜に近いところでは外環自動車道、それに新東名……、古いナビだったため、まったく使い物にならなかったのである。

 Googleマップを始めとするナビアプリならば、そうした不都合は一切ない。前述しているが、海外のレンタカーでも日本語で検索できるので、非常に便利だ。

 ところで、E60あたりからのiDrive装着のBMWは、ナビをどうするか本当に悩みどころだと思う。80年代のBMWはその点、むしろシンプルな故に、いまとなっては多くを望まないところがいいのかもしれない。

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