ピンチ! ハマって動けない!? 雪道でのスタック…どのように脱出すればいいの?
スタック起こさないための雪道運転テクニックとは
スタックを起こさないためにも、雪道の走行中には十分気をつけなければなりません。
新潟県警が発表する「2015年12月から2016年3月までの冬道事故データ」によると、物損事故の事故件数2万573件のうち、スリップ事故は3387件となっており、人身事故を見ても全体が1641件のうち112件となっています。
スリップ事故の路面状態の統計を見ると、アイスバーンは25%となり、とくに交差点付近を見ると40.9%を占めています。
アイスバーンは、雪が原因で路面が凍結した状態を指し、滑りやすく走行には十分注意する必要があります。
前述のように交差点ではアイスバーンが発生しているケースが多いため、停止や発進を繰り返す際には早めのブレーキを心がけることが必要です。
ほかにも、JAFは「風通しの良い橋の上や陸橋、トンネルの出入り口付近は他よりも気温が低く、路面が凍結しやすいため、手前で十分にスピードを落とし慎重に走行する必要があります」としています。
雪道走行のポイントについて、NEXCO中日本では「『ゆるやか』『ゆっくり』操作を心がけて運転しよう」と呼びかけており、発進の際は、MT車の場合は1速ではなく2速でクラッチをゆっくりつなぎ、AT車の場合はクリープ現象を使ってじわりとした発進をおこなうことが良いとされています。
カーブや下り坂では減速を心がけないと、タイヤが急にロックされハンドル操作が効かなくなることもあり、気をつける必要があります。
また、雪道走行中のポイントについて、前出の北海道本部・札幌支部の担当者は、次のように説明しています。
「まず雪の深そうなところに入っていかないのが基本です。
目で見て明らかに深く雪が積もっていたり、危ないと感じる道は避けたほうが良いでしょう。
また、走行中の速度についても、スピードを出しすぎないことが大切です。
スピードを出しすぎるのは非常にリスクといえるため、雪道走行は落ち着いてゆっくりとした速度での走行を心がけて下さい」
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冬タイヤやチェーンを装着したとしても絶対に安心ということはありません。あくまでもドライバー自身が安全運転の意識を持ったうえで走ることが1番の予防方法といえます。
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