都市型SUV普及もなぜメーカーは4WDに注力? 「お守り」的効果をユーザーが望む訳とは
なぜスバルはAWD(4WD)比率が高いのか
世界的に見てもAWD(4WD)販売比率が高いメーカーがスバルです。
AWDの販売比率は、国内では87.4%(OEMモデルは除く)、世界では98%という他メーカーをはるかに凌駕する数字といえます。
とくに東北地方においては、スバルの国内登録車シェアを上回る数値となり、なかでも山形県におけるスバル車のAWD比率は95.4%(2017年度データ)にも上ります。
これは、スバルが国内販売するモデルにおいて、「レヴォーグ」「XV、「レガシィアウトバック」「WRX S4」「WRX STI」は全車AWDのみの設定ということが挙げられるほか、売れ筋の「インプレッサ」では2WDを設定するものの、4WDの人気が高いことが要因です。
AWDにこだわる理由について、スバルは次のように説明します。
「安全を最優先させることを目的とし、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDを組み合わせて操縦安定性を図っています。
操縦安定性が高いということは事故などの危険回避性能が高いということであり、その結果、ハンドリング性能が良くてスポーティで楽しい走りを実現しました。
また、水平対向エンジンとAWDの安定性だけでなく、運転支援システム『アイサイト』の全車標準搭載や視界の良さなども含めて、総合安全性能を重視しています」
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2020年では、新型レヴォーグが発売されその安全性の高さから多くのユーザーから評価されているといいます。
なかでも、高度運転支援システム「アイサイトX」搭載グレード構成比が受注台数全体の94%と高いことからも安全性を求めるユーザーが多いことが分かります。
近年多発する自然災害では、水害や大雪などでは最低地上高が高く4WDのほうがリスクを回避できる可能性が高いとされているほか、あおり運転や踏み間違いなど危険行為を少しでも避ける要素としてさまざまな安全装備が採用されています。
こうした「いざというとき」に少しでも安心出来る要素が4WDや安全装備が普及する理由なのです。
スバルの「シンメトリカルAWD」と
他メーカーの「やんちゃって4WD」は
根本的に違う‼️
スバルのコンセプト
「安心と愉しさ」
他のメーカーに4WDターボあるか?
WRXみたいなスポーツAWDあるか?
ツーリングワゴンにターボある?
それがスバルと他のメーカーの違い