SUV気分が楽しめればヨシ! 世界的に人気のクロスオーバー車5選
ハイエンドな2台のクロスオーバー・ステーションワゴンとは!?
●メルセデス・ベンツ「E220d 4MATICオールテレイン」
メルセデス・ベンツのSUVというと、本格的なクロスカントリーモデルの「Gクラス」や、オンロードでの走りを重視した「GLシリーズ」がありますが、世界的にクロスオーバーが注目されるなか、同社初のクロスオーバーとして2017年に登場したのが「Eクラス オールテレイン」です。
ベースは「Eクラス ステーションワゴン」ですが、メルセデス・ベンツのSUVに共通する2本のフィンからなるラジエーターグリルや、前後バンパー下部には「シルバークロームアンダーライドガード」と名付けられたアンダーガード、ブラックのホイールアーチカバーなどでSUVの持つワイルド感を演出。
19インチの専用アルミホイールを装備し、タイヤサイズは245/45R19とスポーツカー並みの扁平タイヤを標準装着しています。
ボディは全長4950mm×全幅1860mm×全高1495mmと堂々としたサイズで、日本で販売されている「E220d 4MATICオールテレイン」に搭載されるパワーユニットは、194馬力の2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。シームレスな加速を実現する9速ATに、4WDシステムが組み合わされ、あらゆる気象条件でも安定した走りを実現しています。
また、Eクラスにふさわしくラグジュアリーなインテリアや、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」などを含む「インテリジェントドライブ」が標準装備されており、まさに最上級のクロスオーバーとも呼べる仕上がりになっています。
●ボルボ「V60 クロスカントリー」
ボルボというと、1990年代頃までは高い安全性を誇る質実剛健なクルマというイメージが先行していましたが、近年のラインナップではデザイン面が大きく変わり、スタイリッシュなモデルに変貌しています。
とくに日本ではSUVの「XCシリーズ」とともに、ステーションワゴンの「Vシリーズ」に力を入れており、現在も主力商品となっています。
2010年にボルボ「S60」をベースとしたステーションワゴンとして登場した初代「V60」は、クーペのような流麗なフォルムが話題になりましたが、2018年に発売された2代目では力強さのあるフロントフェイスに、低く伸びやかなデザインの対比が美しいと評されています。
このV60にはSUVテイストの「V60 クロスカントリー」がラインナップされています。
外観では「トールハンマー型」LEDデイタイム・ランニング・ライトや、リアゲートに回り込む造形のテールライトなど、近年のボルボを象徴するデザインを随所に採用。
さらにバンパーからサイドステップに至るまでプロテクター状の樹脂パーツが装着され、力強さを表現しています。
ボディサイズは全長4785mm×全幅1895mm×全高1505mmで、V60に対して最低地上高が65mmアップされ210mmとし、流麗なフォルムはそのままにSUVらしさのあるスタイリングです。
搭載されるパワーユニットは250馬力を誇る2リッター直列4気筒ガソリンターボに11馬力のモーターが組み合わせたマイルドハイブリッドで、トランスミッションは8速AT、駆動方式は全車4WDを採用。
優れた走行性能だけでなく、世界でもトップクラスの性能を誇るボルボ独自の先進安全装備を全グレードで標準装備しています。
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日本ではSUV人気の影で、セダンやステーションワゴン、クーペの人気低迷が顕著です。北米でもステーションワゴンが激減してしまい、撤退したメーカーもあります。
SUVが一時の流行ならば、今後、セダンやステーションワゴンの復活もありえますが、現在の状況からするとSUV人気はまだまだ続き、ミニバンと同様に定番化しそうな勢いです。
クルマに限った話ではありませんが、市場でのユーザーニーズの変化は避けられないため、ある意味仕方ないことなのかもしれません。
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