「渋滞」は個人の運転で減らせる?渋滞前後に気を付けるべきコトとは
個人の運転で渋滞を減らすために気を付けるべきこととは?
渋滞は、個人が運転する際に渋滞の原因となる行動を減らすことが可能といわれています。
では、どのような運転を心がければ渋滞を減らせるのでしょうか。
まず基本として、運転手は道路交通法を遵守する必要があります。
道路交通法第1条でこの法律の目的を、「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資すること」とうたっています。
これを遵守することがなによりも安全運転につながり、ひいては渋滞の原因を減らすことになるのです。
法令の順守という観点では、違法な路上駐車をしないことも渋滞の減少に繋がります。
路上駐車は、車線を占拠し交通容量の低下や、後続車に車線変更の必要を生じさせることによる速度低下や停車の原因です。
そのほか、対向車線に右折車がいる場合に道を譲る方法や、坂道などで必要のない減速をしないこと、急な車線変更を避けること、追い越しの時以外は追い越し車線を走行しないことなどを心がけると良いでしょう。
また、運転テクニックのほか、そもそも渋滞が見込まれる場所を通らない、渋滞が見込まれるときは運転をしないという渋滞解消のための選択肢もあります。
交通量が多く道路が渋滞している場合、経路を変更して、それ以上交通量を増やさないことが大切です。
カーナビには「VICS」という、FM多重放送情報やビーコン情報から渋滞情報を得られる機能や、最近ではスマホのナビアプリや各社が渋滞情報を発信しているため、以前よりもリアルタイムで渋滞情報を得ることができます。
高速道路各社や日本道路交通情報センターでは、あらかじめ渋滞の起こりそうな場所や時間を予測して発表しているため、出掛ける前に渋滞情報を調べて、適宜経路を変更するのが望ましいといえるでしょう。
高速道路を走行する際のポイントについて、首都高道路の担当スタッフは以下のように話します。
「渋滞は、スムーズに流せるクルマの量が道路によって異なるため、都市部や地方などの道路状況によっても渋滞の原因が変わってきます。
渋滞を引き起こさないポイントとしては、基本的に、法定速度と車間距離を守ることを意識すると良いでしょう。
とくに、上り坂は速度が低下しやすいため、首都高の場合は『エスコートライト』を設置して、速度低下を防ぐような対策をおこなっています。
渋滞は、朝や帰宅ラッシュなどの混みやすい時間帯に、交通量が増加してどうしても引き起こってしまうものなので、そういった時間帯を避けたり、渋滞情報などをチェックして経路を変更したりと、工夫していただくのも良いと思います」
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渋滞は、道路整備で車線の拡張や交差点の改良などをおこない解消を図ることができますが、ドライバー1人1人の心がけで渋滞を緩和することも重要です。
不必要な速度低下を避け、後続車にブレーキを踏ませないような運転を努めましょう。
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