アウディが2020年第4四半期に過去最高の販売台数を記録! コロナ禍でも好調
アウディAGは2020年の第4四半期を、アウディ史上もっとも多くの車両を販売して締め括ったと2021年1月12日に発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大による困難な年に世界中で合計169万台を販売
アウディAGは2021年1月12日、2020年の第4四半期に、アウディ史上もっとも多くの車両を販売し、1年を締めくくったことを発表した。
発表によるとアウディは、2020年10月から12月の販売台数は、四半期としては初めて50万台を超える50万5583台を達成。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる世界的なロックダウンが実施された困難な年にもかかわらず、前年比8.3%減、合計169万2773台の車両を販売したという。
さらに、このような状況にもかかわらず、中国では合計72万7358台(+5.4%)の車両を販売し、新記録を達成した。
アウディAGセールスおよびマーケティング担当取締役ヒルデガルト ヴォートマン氏は、次のように述べている。
「国際的なチームの力強いパフォーマンスのおかげで、昨年の中頃には新型コロナウイルスによる第1波の影響から回復基調に転じることができました。そして第3四半期に好調なセールスを記録した後、大きな成功を収めた2020年の最後の四半期までその勢いは続きました。現在、世界情勢は引き続き厳しい状況にありますが、2021年には野心的な目標を設定し、さらなる成長を目指し、明るい見通しを持っています」
アウディは、アウディ ライブ コンサルテーションと呼ばれるデジタル形式によるセールス/サービスの提供を拡大することにより、新型コロナウイルスによるパンデミックがもたらした課題に、柔軟かつ適切に対応してきた。
そして春先における最初の感染拡大の波を受け、セールスおよびディーラー体験の継続的なデジタル化を推進。この対策が、2020年の第4四半期におけるアウディ史上最高の販売台数に大きく貢献したことになる。
さらにアウディAGは、持続可能なプレミアムモビリティのプロバイダーへの変革を続けており、ドイツにおける3大プレミアムブランドのなかで、電気自動車の生産において一定のリードを保っているのだ。
そして成功を収めた「e-tron(Audi e-tron Sportbackを含む)」は、前年と比較して販売台数が79.5%増加し(4万7324台)、需要の大幅な伸びを記録した。e-tronは、ドイツのプレミアムブランドが製造する電気自動車のなかで、世界的なトップセラーとなっているのだ。
ノルウェーでは、すべてのモデルのなかでもっとも売れており、ドイツでは前年同期と比較して、第4四半期の販売台数が2倍以上に増加した。
他のモデルに関しては、とくに「Q3(前年比18.1%増)」と「A6(同11.8%増)」の販売が好調で、「Audi Sport」のハイパフォーマンスモデルも非常に高い人気を得ており、前年比16.1%増となる2万9300台以上の車両を販売するなど、新記録を達成する結果となった。
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