どうしてアストンマーティンはF1参戦するのか? ドライバーは? チームカラーは?

2021年、アストンマーティンが60年以上ぶりにF1の舞台に戻ってくる。いま、どうしてアストンマーティンは、F1に復帰するのだろうか。

F1の舞台に60年ぶりにアストンマーティンが帰ってきた

 アストンマーティンが、2021年シーズンから、フォーミュラカーによる世界最高峰のレースであるF1世界選手権に参戦し、2021年3月21日にオーストラリアのメルボルンで開催される開幕戦でデビューを果たすことがアナウンスされた。

2021年、アストンマーティンが60年以上ぶりにF1の舞台に戻ってくる
2021年、アストンマーティンが60年以上ぶりにF1の舞台に戻ってくる

 アストンマーティンは近年、ル・マン24時間レースにおける複数のクラス優勝をはじめとして、モータースポーツの世界で大きな成功を収めてきた実績がある。2021年は、すべてのモータースポーツの頂点に君臨するF1へとその戦いの舞台を移すことになる。

 F1世界選手権は、ブランド認知度に関して、大きな影響力を持っているのは誰もが知るところだ。アストンマーティンは、レッドブル・レーシングのタイトル・スポンサーを通じてこれまでもF1選手権に関わってきたが、2021年シーズンは、マニュファクチャラーとしてF1に参戦することで、さらにブランドの認知度と価値が上がることが予想される。これこそが、アストンマーティンがF1に参戦する最大の理由だ。

 アストンマーティン・ラゴンダ取締役会会長のローレンス・ストロールは、次のようにコメントしている。

「フォーミュラ1は絶大な影響力を誇るモータースポーツであり、この選手権に参戦することは、アストンマーティンの企業戦略全体において重要な役割を果たし、会社をさらに前進させるものです。

 数多くのファンを持つグローバルなモータースポーツに参戦することで、アストンマーティン・ブランドの認知度と好感度を世界中で高めることができると確信しています。アストンマーティンは、ル・マン24時間レースをはじめとして、トップレベルの国際的なモータースポーツですでに大きな成果を収めています。

 そして今回、アストンマーティンの歴史に新たな章が書き加えられることになります。これは、アストンマーティン・ブランドのファンだけでなく、フォーミュラ1およびモータースポーツ・ファンにとって、非常にエキサイティングな出来事です」

 アストンマーティンF1チームの最新情報は、ソーシャルメディアチャネルと新しく開設されるウェブサイトで配信される予定だ。

 さらに今年の2月に、チームは2021年のF1マシンのカラーリングを発表することが決定している。発表会には、F1世界選手権で4回のチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルと、複数の表彰台を獲得したランス・ストロールも登場する予定だ。

 アストンマーティンF1チームのCEO兼チーム代表のオットマー・サフナウアーは、次のようにコメントしている。

「私たちは、F1世界選手権に参戦するために、約1年をかけて準備をしてきました。アストンマーティンF1チームの新しいチーム体制を発表して、皆様の反応を見ることを今から楽しみにしています。

 アストンマーティンのようなアイコン・ブランドを代表して戦うことができるのは、すべてのチーム・メンバーにとって大変光栄なことです。私たちのチームは、体重以上のパンチを繰り出せるボクサーのように高い評価を得ていますので、新しいシーズンでは、初戦から大きな存在感を発揮できると確信しています。

 これは新しい旅の始まりであり、これまで以上のパフォーマンスを発揮するという固い決意の下、チーム一丸となって戦うための大きなエネルギーを感じています。

 私たちは、モータースポーツの世界でもっともクリエイティブな精神、真のレーサーとしてのメンタリティを備え、何年にもわたって培ってきた高いモチベーションにより、エキサイティングな未来を切り開きます」

* * *

 メルボルンで開催される開幕戦のグリッドに2台のアストンマーティンF1マシンが並ぶ姿は、歴史的で感動的な瞬間となるに違いない。これは、60年以上の時を経てグランプリレースに復帰するアストンマーティンにとって、新時代の始まりを象徴しており、ファンにとっても待ち遠しい瞬間だ。

 アストンマーティンは、ブランド初となるSUV「DBX」のデリバリーをスタートさせたばかりであり、いま注目度の高いブランドのひとつである。2021年は、市販モデルだけでなく、モータースポーツでも目が離せない存在となりそうだ。

【画像】アストンマーティンのF1参戦に向けてイメトレ!(15枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー