自動車産業復活で「波及効果は2.5倍」 550万人に向け自工会豊田会長が送ったエールとは
自動車産業で働くすべての人に豊田会長が送るメッセージとは
また「550万人が一歩前に出たら大きいパワーになる」という点だけれど、厳しい状況になっているメーカーの社員も一歩踏み出したいと考えていることだろう。
しかし経営陣が間違った方向に進んでしまったらいかんともしがたい。伸び悩んでいるメーカーの社員から「トヨタがうらやましい」という声を聞くことが最近になって増えた。
もちろん豊田自工会会長もそういったことを当然の如く認識していると思う。
トヨタの社員向けには10年近く前から「もっと良いクルマを作ろうよ」といい続けています。具体的な内容無し。当初トヨタ社員も理解出来なかったという。この点、豊田社長に聞いてみたら「自分で良いクルマを考えてくださいということです」。
いまや「自分で考える」はトヨタのなかで大きな流れになっており、だからこそ人気車を次々と発売し、欧州市場でも日本勢の中で唯一販売台数を伸ばしている。同じことを自動車関連企業の皆さんにもお願いしたいのかもしれません。
とはいえ、ほかの企業に「頑張れ!」は失礼。「日本にとって大切な仕事をしているんですよ」といえば考えるでしょう。
返す刀で日本政府に対し「カーボンフリーは素晴らしい英断」と前置きしたうえで、電力をどうやって作るかなど、総合的なエネルギー戦略をハッキリ出してほしいという発信もしている。
エネルギー問題はカーボンフリー政策の根幹になります。この点を明確にしない限り、技術開発から製品化まで長い年月がかかる製造業は動きようがありません。
ここまで読むとYouTubeを見たくなると思う。お時間あるときにぜひご覧いただきたい。自分なりに考えるコトがあると考えます。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
ろくに栽培もできないくせに何が良い車だ!
巡礼は行脚することに意味があるわけで
総本山一ヶ所だけを参っただけで諸国を行脚したことにしてしまうような3分クッキングみたいな車しか作らない企業が何言ってるの?
料理と同じくTOYOTAの車には料理人の影が無いんだよ。