7億円のパガーニ「ウアイラ トリコローレ」が販売開始 たった3台の限定モデル!
ハイパーカーメーカーであるパガーニが作った、ジェット機にインスパイアされた限定モデル「ウアイラ トリコローレ」の販売が開始された。
ジェット機にインスパイアされたハイパーカーとは
2020年12月にパガーニから発表された「ウアイラ トリコローレ」。この世界限定3台のウアイラの販売を、SKY GROUPが開始した。
イタリアの少量生産スーパーカーメーカーであるパガーニは、もともとランボルギーニに在籍していた経緯のあるオラチオ・パガーニ氏が立ちあげたことで知られている。
最初に発表したのは、1999年の「ゾンダC12」だ。2011年に2台目となる「ウアイラ」を発表し、2016年に「ウアイラBC」をリリースしている。
今回、SKY GROUPが販売する「ウアイラ トリコローレ」は、ウアイラをベースとし、イタリア空軍のアクロバットフライトチーム「フレッチェトリコローリ」の60周年を記念して製造されたモデルである。
パガーニでは同様の限定モデルである「ゾンダ トリコローレ」を2010年に発表しており、そのDNAを受け継いだ記念モデルでもある。
ウアイラ トリコローレは、フレッチェトリコローレのジェット機「アエルマッキMB339 AP.A.N」からインスパイアを受けたモデルとなっている。
まず、ダウンフォースを増大するフロントスプリッターと、インタークーラーの効率と冷却効果を高めるためのサイドエクストラクターを備えた新設計のフロントバンパーを装備。
そして、エンジンへ冷気をさらに多く送り込むためのエアフローシステム エアスクープを搭載。リアディフューザーは、アンダーボディのエアフローを最適化し、ダウンフォースを増大するようにデザインが見直されている。
カーボンファイバー製のリアフード上に統合されたリアウィングは、フロントのダウンフォースの増加を補い、完璧な空力バランスを実現した。
リアエンドにはジェット機のテールフィンと同様の形状が採用され、フロントフードの中央には空力状態を判断するために気流の速さを測定する計測器「ピトー管」が装備されているのも、ジェット機にインスパイアされたモデルらしい装備だ。
さらに、サイドからリアのライトにかけて「強烈なエアロダイナミクス」をイメージした伸びやかなトリコロールのラインが、ブルーカーボンのボディに描かれている。
ホイールリムは、戦闘機のプロペラにインスパイアされたデザインだ。
また、サイドエアインテークとフロントヘッドライトには特殊な加工を施したアルミニウムのフレームを使用。細部に至るまでイタリア空軍アクロバットフライトチームへのオマージュが表現されている
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ウアイラは数年先の生産分まで、すでにウェイティングリストが並んでいるパガーニだが、運がよければウアイラ トリコローレを手に入れられるかもしれない。
車両価格は550万ユーロ(邦貨換算約7億円)とアナウンスされている。
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