コロナ禍でも絶好調! シトロエンのベストセラーモデル「C3」が新型になって日本上陸
グループPSAは2021年1月7日、シトロエンのベストセラーコンパクトカー「C3」をマイナーチェンジして発売した。
エクステリアが大幅変更 さらに燃費も向上した
グループPSAは2021年1月7日、シトロエンのベストセラーコンパクトカー「C3」をマイナーチェンジして発売した。
2016年のデビュー(日本では2017年)以来、「C3エアクロスSUV」や「C5エアクロスSUV」そして「ベルランゴ」へと続くシトロエンの新デザインコードを先導してきた3代目となるC3だが、今回のマイナーチェンジによりふたたび新しいシトロエンデザインをリードする。
改良新型C3のフロントフェイスは、2016年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「CXPERIENCE」(Cエクスペリエンス)に直接的にインスパイアされたものだ。シトロエンのブランドロゴであるダブルシェブロンから伸びるクロームがLEDデイタイム・ランニングライトにまで広がりワイド感を強調。さらに下部は、新たなデザインのLEDヘッドライトまで伸びる。さらに下のフォグランプは、ベゼル部分がカラーパックと呼応している。
またボディサイドにある「エアバンプ」は幅広にデザインを一新。ボディワークを保護するとともに改良新型C3ならではの個性を補完する。
インテリアでは、さらなる快適性のために「アドバンストコンフォートシート」をエメラルド内装仕様に初採用。アドバンストコンフォートシートとは、シート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの“当たり”感を改善したシートで、C5エアクロスSUVで導入されたものと同様の考え方でつくられている。
生地裏のフォームのボリュームも、従来の2mmから15mmへと大幅にアップしたことで、比類ない柔らかさを実現、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収するという。
パワートレインは、グループPSAのピュアテック1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジン(アイドリングストップ付き)に、アイシン・エイ・ダブリュとの共同開発による電子制御6速AT(EAT6)を継続採用。エンジンマネジメントソフトウェアの最適化により、従来よりもJC08モードを15%向上させた。JC08モードで21.0km/L(先代18.2km/L)、WLTCモードでは17.2km/Lとなる。
改良新型C3導入記念として、特別仕様車「EDITION 2021(エディション2021)」を設定。1インチアップの17インチホイールとルーフステッカー、さらにインテリアにテックウッド(1台1台木目の異なるプリント)をあしらった、シックな雰囲気が魅力のグレードとなる。
このエディション2021を除き、C3のグレードは「SHINE(シャイン)」と「FEEL(フィール」の2グレード展開。シャインは装備充実のメイングレードになり、アドバンストコンフォートシートとカラーアクセントの入ったエメラルド内装、および継続仕様のシートとスタンダード内装がそれぞれのボディカラーと組み合わされる。
フィールはモノトーンルーフとスタンダード内装/シート、16インチスチールホイール、フロントソナーやバックカメラ、ブラインドスポットモニターの有無などが相違点になる。
●シトロエン改良新型「C3」車両価格(消費税込)
C3 フィール 235万円
C3 シャイン(スタンダード内装) 257万5000円
C3 シャイン(エメラルド内装) 259万5000円
C3 エディション2021 269万9000円
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C3は、2001年のフランクフルトモーターショーで世界初公開された初代から数えて累計450万台以上、3代目C3は2016年のグローバルローンチから80万台以上の販売実績を上げている。C3は現在、強豪ひしめくヨーロッパのマーケットで5番目に位置している。
改良新型C3のボディサイズは全長3995mm×全幅1750mm×全高1495mm、ホイールベース2535mmというBセグメント・コンパクトモデルで、車両重量は1140kgだ。
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