パカッと開いてピカッと光る! リトラクタブルライトがカッコよかった車5選
国産最後の「リトラ」搭載車とは?
●マツダ「RX-7」
マツダのアイコンでもあるロータリーエンジンを搭載し続けた「RX-7」も、リトラクタブルヘッドライトを採用したモデルとして知られるモデルです。

1978年に登場した初代モデル(当時の正式名称は「サバンナRX-7」)から2002年に生産を終了した3代目モデルまで、歴代モデルすべてがリトラクタブルヘッドライトを採用。
3代目のFD3S型RX-7が現在のところ日本車で最後までリトラクタブルヘッドライトを採用し続けました。
しかし、3世代でヘッドライトの形状はすべて異なっており、初代モデルは丸型の規格ライト、2代目モデルは角型の規格ライト、そして3代目は角型の異型ライトを搭載。
外板のデザインに合わせて使い分けている点は面白いポイントといえるでしょう。
●三菱「スタリオン」
いまでこそSUVが主力のメーカーというイメージが強い三菱ですが、過去にはスポーツモデルを多く販売していた時代もありました。
そのなかでもアラフォー世代にとって印象深いモデルが「スタリオン」ではないでしょうか。
現在のところ三菱が生産した最後のFRレイアウトの乗用車であり、アメリカ市場を意識したそのスタイリングは知らない人が見たら国産車とは思えないほどの迫力を兼ね備えています。
実際、アメリカのクライスラーにもOEM供給がなされ、「コンクエスト」という名前で販売されていました。
日本では当初5ナンバーサイズのナローボディのみのラインナップでしたが、のちに輸出仕様と同じワイドボディ仕様も追加。
エンジンも2リッターのほか2.6リッターターボも用意され、トルクフルな走りを楽しむことができました。
なお、北米では「エクリプス」が、日本では「GTO」が後継車種として登場しますが、どちらも継続してリトラクタブルヘッドライトを採用していた点も興味深いところです。
※ ※ ※
ライトのオンオフでスタイルが変化するリトラクタブルヘッドライトは、カッコいいという根強い意見があり、さまざまな車種に搭載されました。
しかし、一部地域でのヘッドライト点灯義務化や歩行者保護の観点、コストの面や重量増などのデメリットも多く、現在の新車でリトラクタブルヘッドライトを装着する車種は姿を消してしまったのです。
Writer: くるまのニュース編集部
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