寒波到来で道路には危険がいっぱい!? スタッドレスタイヤに交換する際の注意点とは
JAF鳥取支部は、強い寒気が流れ込むとの天気予報から、マイカーのスタッドレスタイヤ交換時に注意するべき3点をドライバーに呼びかけています。
スタッドレスタイヤへの交換は、比較的天候の良い暖かい日のうちに
JAF鳥取支部は、強い寒気が流れ込むとの天気予報のから、積雪に備えてマイカーのスタッドレスタイヤを交換する際の3つの注意点を公開。ドライバーに呼びかけています。
鳥取県では、2017年1月23日から25日までの大雪により、山間部を中心に約600台のクルマが立ち往生するなどの混乱が生じました。
また、同年2月10日には、鳥取市内でも90センチを超える記録的な積雪があり、県内のロードサービス件数は10日以降の4日間で351件と前年同期間中の3.5倍となりました。
そのうちの約7割が雪道でのタイヤのスリップや落輪が占めていたことを受け、JAF鳥取支部では比較的天候の良い暖かい日のうちにスタッドレスタイヤへ交換をするよう推奨。同時にスタッドレスタイヤに交換をする際の、3つの注意ポイントを呼び掛けています。
1.交換後のタイヤは必ず空気圧の確認を
1トンを超える重量の乗用車は、わずかハガキ4枚程度の面積でしか地面と接していません。そのため、タイヤの性能を十分に発揮させるためには、適正な空気圧を保つ必要があります。
また、タイヤの空気圧は、低下していても目視では判りにくいため、エアゲージを使用して点検するか、ガソリンスタンド等で点検してもらいましょう。
2.残り溝の深さの確認を
スタッドレスタイヤには、プラットフォームと呼ばれる冬用タイヤとしての使用限度を示すサインがあります。
これはタイヤとしての使用限度を示すスリップサインとは違うので、注意してください。
3.交換直後の走行に注意を
過去にJAFが実施したユーザーテストでは、新品と4年使用したスタッドレスタイヤでは制動距離に9.5mの差が出ています。
これは残り溝の深さとともに、経年劣化によるゴムの硬化によるものと考えられるため、長年使用しているタイヤは、残り溝があっても新品時より性能が低下している可能性があります。
また、一般的にスタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べて制動距離が延びる傾向があるため、特に夏タイヤからの交換直後は回転性能や車間距離の違いに運転感覚が慣れていないため、注意が必要です。
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