ブラジル製ジムニーがヤバい! 2人仕様も存在? 超個性派ジムニー3選
クルマはその国や地域のニーズによって仕様が異なります。なかでも、スズキ「ジムニーシリーズ」は歴代からさまざまな個性を持つモデルがラインナップされていました。今回はそのなかから3台を紹介します。
個性派揃いのジムニーたち
スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」は、2018年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジを遂げて4代目となりました。
日本では軽自動車規格と小型車(5ナンバー規格)の2種類ですが、過去には個性的なジムニーが世界中に存在。今回は、そのなかから3台を紹介します。
●シュノーケル付き!? ブラジル製「ジムニー」
ジムニーは海外でも人気があり、アジア圏を中心に欧州、北米、南米などで派生車や現地生産車を含め展開されていますが、ブラジルではスズキと提携した現地法人によって、2008年にアルコール燃料対応モデルを発売。2012年には現地生産のブラジル製ジムニーが登場しました。
3代目ジムニーをベースにしたブラジル製ジムニーは、最高出力85馬力の1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載し、4つのバリエーションを展開しています。
なかでも「フォレスト」というモデルは、角型オーバーフェンダーやゴツいデザインのバンパー、渡河用シュノーケルや大径オフロードタイヤが装着されるなど、完全にオフロード走行に特化したモデルです。
標準モデルでも悪路走破性能は高いですが、このフォレストであればまさに向かうところ敵なしといえそうです。
●日本から海を超えてやってきた「サムライ」
1985年にスズキ「ジムニー」は「サムライ」と名付けられ、北米や欧州に輸出が始まりました。
アウトドアなどのレジャーが盛んなアメリカでは、それまでに無いコンパクトなクロスカントリー4WD車として注目され、大学生や若い世代から絶大な人気を獲得します。
サムライと名付けられたジムニーは、フレームなど日本のジムニーと共通でしたが、パワーユニットは1.3リッターを搭載。
後に「ジムニー1300」としても国内で販売され、現在のジムニーシエラの元祖といえるモデルとなりました。
しかし、1980年代の終わりに「転倒事故が多発している」と告発され、リコール騒動にまで発展します。
その後、サムライに構造上の欠陥は無く路面状況や運転方法が原因の転倒と証明されましたが、安全性に対する規制強化などがあり、1995年には北米市場から撤退してしまいました。
2012年に北米市場における4輪車販売から撤退しているスズキ。そのため、現行モデルとある4代目ジムニーは北米には上陸していません。
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