ヤリスクロスは、搭載されるパワートレインは、1.5リッターのガソリン車と同じ1.5リッター＋モーターのハイブリッド車の2種類で、それぞれに2WDと4WDが設定されています。

　とくにハイブリッド車は、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード30.8km／L（2WDのHYBRID X）を実現しました。

　また、オンロードがメインなイメージとなるコンパクトSUVですが、ヤリスクロスには走破性を向上させる4WDシステムが採用されています。

　ガソリン車には「MUD＆SAND」「ROCK＆DIRT」「NORMAL」の走行モードから選べるマルチテレインセレクトを設定。

　ハイブリッド車では「SNOW」「TRAIL」「NORMAL」の走行モードから選べる電気式のE-Fourを採用。

　安全面では、「Toyota Safety Sense」として歩行者検知(昼夜)および自転車運転者検知(昼)をおこない、右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象とし、衝突回避・被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」などの機能を搭載しています。

　コネクティッド面では、スマートフォンと連携するディスプレイオーディオおよびDCMを全車標準装備しました。

　前述の販売店スタッフは「悪路走破性は、普段ではあまり必要性を感じることは少ないですが、キャンプなどで未舗装路にいった際やスキー・スノボーでの雪道などでは、安心感が全然違います」と説明します。
　
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　2020年は国内外各社から大小さまざまなSUVが登場しました。そうしたなかで、ヤリスクロスは春から秋に掛けて注目されたことで、常にユーザーの関心を集めた結果、今回の大賞に選ばれることになったようです。