ピンク「クラウン」&イエロー「マークX」 純正なのにヤバすぎる色の車3選
新車購入の際に、「白」や「黒」のボディカラーは人気が高いとされます。そうしたなかで、純正のボディカラーながらド派手なカラーを設定したモデルを3台紹介します。
クルマを購入する際、悩ましいのがボディカラーの選択です。昔から人気のボディカラーといえば「白」や「黒」といったもので、下取り時の査定価格でも「赤」や「青」よりも高くなることがあります。
そうしたなかで、純正のボディカラーにも関わらず、ド派手なカラーリングが設定されたクルマを3台紹介します。
●トヨタ「クラウン」
直近では、「トヨタの高級セダン『クラウン』がセダンを廃止して、次期型からクロスオーバー車を検討」という噂が話題となりました。
そんなトヨタ、日本を代表するセダンは初代モデルは、当時庶民にとってマイカーは夢のような存在だった時代の1955年に「トヨペットクラウン」として誕生します。
その後もクラウンは、時代に合わせたユーザーのニーズを的確に捉え、常に新しいトレンドを取り入れながら進化し、トヨタを代表する高級セダンとして君臨し続けます。
今回のテーマとなる、ド派手なカラーリングが設定されたのは、先代にあたる14代目モデルです。
2013年にボディカラーを派手なピンクとした特別仕様車「ReBORN PINK」を、受注期間を限定して発売。
通称「ピンククラウン」と呼ばれ、14代目の発表会で展示。まさに「生まれ変わる」という14代目のコンセプトを象徴する存在でした。
ベース車は「アスリートG」のハイブリッド車とガソリン車で、外装色は「モモタロウ」とネーミング。
内装もホワイトとブラックの組み合わせに、テリー伊藤氏がカラーコーディネートを手掛けたピンクのステッチや、各部にピンクのさし色が用いられています。
受注台数はトータルで約650台と、異彩を放つクラウンながらユーザーから好意的に受け取られたといいます。
一見、高級セダンとして伝統を重視するようなイメージを持つ、クラウンですが、トヨタの長い歴史を継承しつつ、常に新しいものを取り入れるというメッセージを発信するにはこのピンククラウンは大成功といえるモデルかもしれません。
●トヨタ「マークX」
1968年に「コロナ」から分派した「コロナマークII」から続く、長い歴史のあるモデルが2004年に発売された「マークX」です。
2009年には2代目が登場し、コロナマークIIの頃から一貫して、フロントエンジン、リアドライブのFR駆動という伝統を継承してきました。
外観デザインは伸びやかなスタイリングで、エンジンは2.5リッター/3.5リッターV型6気筒自然吸気を搭載。3.5リッター仕様は318馬力を誇っています。
これまでのマークXは派手すぎないデザインが特徴でしたが、2014年9月に実施されたマイナーチェンジの際に、特別仕様車「Yellow Label」を発売。
ボディカラーはホワイト、ブラック、シルバーに加えて特別設定色のイエローが用意されました。
このイエローはポップなイエローが配色され、マークXのイメージを大きく変えています。
内装色にはイエローとブラックの2色を設定。シート表皮や本革巻きステアリングホイールなどにイエローステッチをあしらい、従来のマークXとは異なる独特な印象を与えていました。
しかし、2019年12月をもって長く続いたマークII&マークXの歴史は幕を下ろしており、「マークX生産終了」の報道が出た際には、このイエローが設定された特別仕様車の中古車相場が若干高騰したといいます。
昔ジンジャーレッドのゼロクラウンに乗ってたけど
Eクラスのクーペも似合うよね。
リセールバリューなんか考えてたら好きな車(色込み)にも乗れない!