最新モデルでは当たりまえ!? クルマに本当に欲しい便利な装備とは
今後の高齢化社会を踏まえて、すべての人にとって使いやすく快適な装備があれば、さらに安全にも寄与するのではないでしょうか。そこで、本当に付けて欲しい装備について、さまざまな年齢の人に聞いてみました。
「地球に優しい」と同時に「人に優しい」も大切
最近、話題になる高齢者ドライバーによる事故の増加。今後も高齢者ドライバーが増えることを考えると、この流れは当分続きそうです。
そこで必要となるのが、クルマに乗ることへの負担を減らしてより使いやすくする装備を増やすということです。
高齢者だけでなくすべての人にとって優しい装備が増えれば、事故やトラブルの減少にもつながるでしょう。
すでに実用化されている便利な装備もありますが、一部の車種にしか搭載されていないというものもあります。
そこで今回は、「もっといろんな車種に付けて欲しい便利な装備」について、さまざまな人に聞いてみました。
日本における高齢者を取りまく現状ですが、内閣府によると、2016年10月現在で65歳以上の人口は3459万人、総人口の27.3%という高い比率になっています。単純にいえば4人に1人が高齢者という状態です。
国立社会保障・人口問題研究所の研究では、総人口が減少しても高齢者の人口は増え続け、2036年には33.3%(3人に1人)、2065年には38.4%に達すると推計されています。
運転免許保有者の全体数は2016年末で約8221万人おり、このうち75歳以上の運転免許保有者数は約513万人。
これは75歳以上の人口の約1/3にあたる保有数だとされており、街を走行するクルマの高い割合で高齢者ドライバーが運転していることになります。
「高齢者ドライバーは免許を自己返納すべき」という議論がなされていますが、地域によってはクルマ以外の交通がないところもあり、一概に返納を促すことも難しい状況です。
先進の安全技術を進化させるのはもちろんですが、すべてのドライバーにとって、もっと便利で快適な装備が充実すれば、高齢者ドライバーを含むクルマを利用する人にとってメリットは非常に大きいといえるのではないでしょうか。
いまクルマに求められるものは非常に多く、燃費性能やハイブリッド、EV化など「地球(環境)に優しい」技術はもちろん、「衝突被害軽減ブレーキ」や「誤発進抑制装置」「車線逸脱警報」といった先進の安全技術など多岐に渡ります。
また最近では、「自動運転」や「パーキングアシスト」といった運転支援技術なども要求されており、実際に新型車にはこれらの先進装備が装着されているケースが増えました。
ただ、こういった技術は非常にコストも高いため車両が高額化しているのも事実です。
しかし、大きなコスト増にならずとも、便利な装備が登場しています。
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