なぜ軽トラじゃない? 「フェラーリ焼きいも屋」が話題 高級車で焼きいも屋を始めた理由
「すーぱーかーやきいも」とは一体?
前述のように、軽トラックで販売するのが一般的な焼きいもですが、SNSではフェラーリを使用して焼きいもを販売している男性が話題になっているようです。
「すーぱーかーやきいも」と名付けてフェラーリで焼きいもを販売しているのは、自動車修理店を営む原田輝和さんです。
原田さんは、土日をメインに、東京都の日の出町にある自身の店舗の前や、西多摩地区を中心とした近隣のイベントで焼きいもを販売しており、日によって異なりますが、100本から200本ほどの焼きいもが1日で売れるそうです。
また、焼きいも屋以外にカフェも経営しており、焼きいもを食べる前に飲み物で一息ついてもらったり、イベントでは焼きいもと相性の良いジェラートなども一緒に販売しているそうです。
もともとは原田さんの奥様が焼きいもが好きであり、原田さんがスーパーカーが好きだったことから組み合わせて「すーぱーかーやきいも」が生まれたといいます。
そんなアイデアを息子さんに相談してみたところ、「面白いからやってみなよ」と背中を押されたと原田さんは話します。
とはいえ、焼きいもづくりのノウハウを持っていなかった原田さんは、知り合いの農家もとで一か月ほど修行し、焼きいもの焼き方を覚えたそうです。
いまでは、水晶を用いた独自の焼き方を採用しており、「糖度が高く、びっくりするくらい甘い」と原田さんは胸を張ります。
愛車のフェラーリは、「F430」をベースに、オーバーフェンダーなどでカスタムしたものです。
日本では2005年から2009年まで販売されていたF430は、4.3リッターV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力は490馬力/8500rpm、最大トルク47.4kgmを発揮します。
当時の新車価格は2600万円でした。ちなみに、焼きいもの調理は特製のリヤカー部分でおこなっており、こちらもどことなくフェラーリ風に仕上げられています。
「すーぱーかーやきいも」について、原田さんは次のように話します。
「スーパーカー好きのお客さまも訪れるので、そうした繋がりができるのはうれしいです。
とはいえ、どうしても焼きいもよりクルマが目立ってしまうけど、多くの人に焼きいもの美味しさを知ってもらいたい」
今後も販売方法や宣伝方法など日々改良しながら焼きいもを販売し続けていきたいと夢を語ります。
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徐々に寒くなるこの季節にぴったりな焼きいもを、インパクトのあるフェラーリで販売しているのはとてもおもしろくて気になります。見かけたらぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
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