打倒ルーミー! スズキ新型「ソリオ」が挑む! 人気ハイトワゴンの違いはどこに?
マイルドハイブリッドかターボか、両車のパワートレインの違いは?
パワートレインについて、新型ソリオには、パワフルで静粛性に優れた1.2リッター4気筒ガソリンと、同エンジンにISG(モーター機能付き発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様が用意されました。
なお、ソリオバンディットはマイルドハイブリッド仕様のみとなっています。
トランスミッションは全車CVT、駆動方式は2WDと4WDが設定されています。
また、軽量かつ高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクと)」を採用。ボディや足回りの防音・防振対策により、乗り心地と静粛性が向上しました。
一方、ルーミーのパワートレインは、坂道でもスムーズに加速する1リッター直列3気筒ガソリンと、高速でもゆとりの、1リッター直列3気筒ターボが設定されています。
トランスミッションは全車CVTで、駆動方式は2WDと4WDが用意されました。
コンパクトモデルでは優れた燃費性能も重要視される要素のひとつですが、新型ソリオのWLTC燃費は、ガソリン車(2WD)が19.0km/L、マイルドハイブリッド車(2WD)が19.6km/Lです。
一方ルーミーは、ガソリン車(2WD)が18.4km/L、ターボ車(2WD)が16.8km/L。カタログ燃費に関しては、新型ソリオのほうが低燃費だといえそうです。
先進安全装備では、新型ソリオは進化した「スズキセーフティサポート」を搭載。夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」や、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などを備えました。
また、アクティブクルーズコントロール(ACC)は全車速追従機能を追加し、長距離ドライブでの運転操作の負担を軽減します。
ルーミーは先進安全装備として、「スマートアシスト」を全車標準装備しました。
衝突回避支援ブレーキ機能、衝突警報機能の検知対象に、同じ方向を走っているバイク・自転車などの二輪車と、夜間の歩行者も追加。全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどを搭載されています。
価格(消費税込)は、新型ソリオが158万1800円から214万8300円、ソリオバンディットが200万6400円から213万1800円です。
ルーミーは、標準モデルが155万6500円から191万9500円、カスタムモデルが191万4000円から209万円と、両車は同じような価格帯となっています。
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直接的なライバル車であるだけに、新型ソリオとルーミーは、非常によく似たモデルです。
販売面では、ルーミーがマイナーチェンジした翌月の2020年10月に、1万1487台を登録。普通車のなかでも3位にランクインするなど、好調さが目立っています。
一方の新型ソリオの月間目標は4000台とされており、ルーミーの登録台数と比べると控え目な数字だといえます。
フルモデルチェンジで魅力を増した新型ソリオが、ルーミーにどこまで迫れるかが注目されます。
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